少し前に「イギリスのブライトンに語学留学して気付いた5つのこと」について書かせていただいた記事では、イギリスで実際に生活して気づいた何気ない変化や出来事について紹介しました。
今回はもう少し文化面にフォーカスして、イギリスの生活で感じた日本との違いについて書いていきますので、どうぞ最後までお付き合いくださいませ(^-^)
- 服屋さんの中が散乱してる
- 若者のホームレスがいっぱい
- 家の築年数が軽く100年越え
- お持ち帰りにすると少し安い
- 1階は2階
- 店員さんを大声で呼ぶのは失礼
- イクメンパパさんがいっぱい
- 服装が気温と合っていない
- ゴミ箱が多い
- たまにわんちゃんと相席になる
- おわりに
服屋さんの中が散乱してる
もちろん、少し高めなブランドのお店は日本に負けないぐらい綺麗に並べられていますが、ファストファッション店の中ではごちゃごちゃに積み上げられてる服の山をよく見かけます(笑)
特にセールの時や、バーゲン品コーナーが荒れています。
イギリス人の友人が下北沢の古着屋さんで、綺麗に色別に仕分けされ、アート品のように並んだ古着に感動していました。
日本はどこも小ぎれいにしているので、手に取った服を逆にそのままにしづらいからか、みんな綺麗に戻していきますよね。
イギリスではみんな自由奔放に手に取っては、その辺にポイッ。
どっちが良いとか悪いとかではなく、ただの文化の違いだと思いますが、自分のサイズを探すのが大変な時もあったけど、山積みのセール品から掘り出し物を探すのも楽しかったです。
若者のホームレスがいっぱい
イギリスではホームレスの増加が問題になっているようで、私が留学したブライトンでは特に若者のホームレスが目立っていました。中には女性の方もいました。
そしてびっくりするほど犬を飼っているホームレスも多かったです。
通り過ぎると「小銭下さい」と言われますが、ホストマザーには「絶対にあげちゃダメ」と言われました。
雨の日や寒い日に見かけると、本当に何かしてあげたくなるほど良心が痛みますが、ホームレスになった人達には、ドラッグを買うためのお金が欲しいだけで働こうとしない人もたくさんいるから、お金を与えたらもっとその人をダメにしてしまうからです。
どうしても助けてあげたい場合は、お金以外で助けるのが良さそうですね。
ブライトンにいた時は、ホームレスたちに寄り添って話を聞いてあげる人をよく見かけました。
少し前に、ロンドンを拠点にホームレスの人達に無料で髪を切ってあげるJoshua Coombesという美容師も話題になりました。
家の築年数が軽く100年越え
イギリスは滅多に地震が起きないので、何百年も前に建てられた家が今も立派に残っています。
語学学校のみんなに「築何年の家に住んでるの?」と聞いたら、築200年〜400年なんてザラにありました!
しかも毎年、家賃がほぼ右肩上がりなので、日本と真逆で築年数が古ければ古いほど高くなります。
でも古いからって家がボロボロでもなく、外のペンキも塗り替えるし、中も何度もリノベーションされてきているので普通に綺麗です。
家賃がほぼ毎年上がっていくから、イギリスでは早いうちに家を買えば買えるほど良いそうで、みんな家を買っては数年住みながらイケイケにリノベーションをし、さらに買った時よりも高い価格で売り、それで儲けたお金を次に買うもっと広い家の頭金に当て、ずっとそれを繰り返していくのが一般的のようです。
日本では新築を買ったら、住めば住むほどどんどん価値が下がっていくのでイギリスと真逆ですね。
お持ち帰りにすると少し安い
スタバなどのカフェや、お持ち帰り可能なサンドイッチ屋さんやベーグル屋さんに行くと、値札に二つの値段が書かれていることがあります。
よく見ると、お持ち帰り用の値段と、店内で食べる用の値段が書かれていることに気づきます。
店内で食べる場合は、場所代として少し高く値段がつくようになっているので、天気がいい日はお持ち帰りして、緑がいっぱいの公園で食べたほうが少し節約できるのは良いですね♪
1階は2階
先日書いた記事「留学して初めて知ったイギリス人がよく使うイギリス英語【単語編】」 を読んでくれた方は覚えているかもしれませんが、イギリスでは1階は「First Floor」ではなく「Ground floor」なのです。
じゃあ2階は?というと、イギリスでは「First floor」になるんです!もちろん3階は「Second floor」で、4階以降もそのまま数字を1つ減らすように数えていきます。
頭の中でやっぱり階数は普通の数え方で意識している癖があるから、英語で話す時にイギリスの数え方にいちいち変換するのが大変でした。
店員さんを大声で呼ぶのは失礼
日本ではよっぽどドレスコードがあるようなレストランじゃない限り、普通に「すんませーん!」と店員さんを呼んでも誰も驚かないと思いますが、イギリスでそれをやるととても失礼な人になってしまうので注意して下さい。
そういえばドイツ人の友人が日本に遊びにきた時に居酒屋に連れてってあげましたが、うるさい店内で「すんませーん!」と大声で店員さんを呼んだ時に爆笑されました。
ドイツでも大声で店員さんを呼ぶのは失礼になるみたいですが、他のヨーロッパ諸国でも同じかな?
イクメンパパさんがいっぱい
イギリスにいた時は幼稚園や学校の送り迎えをする男性をたくさん見かけました。
日本にいる時はあまり見かけることがなかったので最初は驚きました。
イギリス王室のキャサリン妃がジョージ王子を出産された時は、ウィリアム王子が2週間の育休を取得しましたが、数年後プリンセス・シャーロットが誕生した時はなんと6週間も育休を取得したそうです。
皇室も当たり前のように男性が長期育休を取るそんなイギリスは本当にイクメンの国だと思いました。
日本は男性が仕事で忙しすぎるからだと思いますが、特に平日はスーパーでも、レストランでも子供を連れているのは女性ばかりを見かけますが、ブライトンには子連れの男性がたくさんいました。
昼間のパブの屋外テーブルにパパさん同士が座って1杯交わしている横にベビーカーが置かれている風景も当たり前のようでした。
服装が気温と合っていない
イギリスの冬は暗くて雨の日も多いせいか、3月ぐらいから日が長くなり、晴れの日も増えてくるとちょっと太陽が出ているだけで夏のような格好をし出す人が出てきたんです!
公園もカラフルなお花でいっぱいになって見た目的には春っぽいけど、気温はまだまだ寒かったのに、なぜか上半身裸の男性や、キャミソールを着た女性が多かったです。
ヨーロッパでは肌を焼けば焼くほど良くて、焼けた小麦色肌は「たくさんビーチバカンスに行けるお金持ち」のシンボルのような感じがします。
なので、太陽が少し出ていたら公園には日焼けしたいビキニ姿の女子と、上半身裸の男子がやってきます。
しかし私にとってまだヒートテックを中に着ているほど寒いのに、すっかり南国のビーチにいるような格好をする人たちを見るたび驚きました。
そもそもヨーロピアンとアジア人は体のつくりが違うのかなぁ。
ゴミ箱が多い
日本で出かけるたびにゴミ箱の少なさを不便だと思っていたので、イギリスは数歩歩くたびにゴミ箱が置かれていましたのですごくよかったです。
日本にいた時みたいに、お出かけから帰ってきたらカバンやポケットの中にはゴミがいっぱいになることもないし、飲み干したペットボトルを捨てられずに何時間もずっと手に持つ羽目にもならずに済むので、非常にありがたかったです。
わんちゃんの散歩をする人にとっても、犬のフンをすぐ捨てられるから便利そうでした。
たまにわんちゃんと相席になる
イギリスは本当に犬を飼う人にとって、すごく暮らしやすそうです。
前述した通り、街中にはゴミ箱がたくさんあるので犬のフンをすぐにポイっと捨てられるのも良いですが、バスや電車にも普通にわんちゃんを乗せられます。
日本ではケージやバッグに入れないとダメですし、確か新幹線移動だとペット運賃もかかりますよね?
私がいたブライトンは、バスによくわんちゃんが一丁前に乗ってくることがあったので、何度も癒されました。
しかもみーんな他の乗客に迷惑をかけることもなく、大人しくお利口さんに座っていたのにびっくりしました。
「犬まで紳士かよこの国は!」と思いました。
ちなみにわんちゃんOKのカフェが多かっただけではなく、カフェやパブも屋外席ならわんちゃんOKなところがほとんどでした。
お店の方がわんちゃんにお水をサービスするところも見かけました。
おわりに
以上、私がイギリスに語学留学して受けたカルチャーショックでした。
いくつかはむしろポジティブなカルチャーショックでしたが、「いいな〜」と思えるものはありましたか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪