私は2014年に事務OLを辞め、イギリスの南部にある海辺の街ブライトンというところに半年間語学留学しました。
高校から大学までずっと英語科を専攻していた為、簡単な日常会話は英語で話せるぐらいでしたが、それでも中学で英語教育が開始してから大学卒業までの10年間よりずっと、留学したこの6ヶ月間で人生で一番英語が上達できたと強く感じます。
しかし、留学してもそこまで英語が上手くならずに帰ってくる人もたまにいますよね?私は、留学したからといって英語ペラペラになれるとは限らないと、ネガティブな事を言う人にもあった事があります。
でも実際に6ヶ月間で相当英語に自信がつき、帰国後アメリカ人上司の秘書として即採用されるまで上達した私からすると、結局なんの勉強をしても、どんな環境に置かれても、自分の行動次第だと思います。
留学費用を無駄にしないためにも、与えられた留学というチャンスを最大限に活用すれば必ず上達できます。
そこで、私がどのようにして英語力を上げる努力をしたか、紹介しようと思います。(ここで言う英語力は、あくまでスピーキングを主に指します。)
英語で独り言
言葉って、いくら語彙力を増やしても、使わなきゃ覚えられません。留学中に英語環境でしばらく生活していると、日本語が少し下手になるのと同じように、頻繁に使わなきゃ会話中にパッと口から出てくるのは難しいんですよね。
頭の中で単語や文脈を組み上げながら英語を話すと、スムーズに話せるようにはなりませんので、ネイティブのようにスラスラ話せるようになるには、まずは頭の中でも英語で考えるようになる事です。
つまり英語脳にスイッチを切り替える。
英語脳スイッチの切り替え方
スイッチを切り替えるといっても、何をどうすれば切り替えられるの?と思う人も多いと思いますが、とりあえず一人でいるときもどんどん英語で呟いたりしましょう。
もちろん、公共の場所で一人でブツブツ独り言を言っていたら気まずいので、声に出さずに口元だけを微かに動かすとかでも良いと思います。
口元を動かして、言い慣れない単語やフレーズを慣らしておくと、新しく覚えた単語やことわざも徐々に違和感なくスムーズに会話に取り入れられるようになれます。
例えば、遅刻しそうな時は「I should've left my house earlier this morning」と呟いたり、お買い物中にもう少し小さめのものが欲しい時に「I wonder if they have a smaller one」と呟いたり、とにかく小さなことなんでも良いんです。
最初は何度も「この時は英語でどう言うんだろう」という場面に遭遇しますが、この時こそ自分の頭に新しいフレーズや単語を追加する良いチャンスになりますので、めげずに学校の先生に聞くなり、自分で調べるなり、そしてどんどん口に出して使いましょう。
日本語を一度忘れる
上述した「英語脳にスイッチ」の続きになりますが、ペラペラとネイティブのように話せる人は、誰もいちいち日本語で考えた文章を英語に訳して話していません。
語学学校の先生もみんな口を揃えてアドバイスしてるのは、知らない単語の意味を調べるときは母国語を切り離して英語で意味を調べることです。
母国語を切り離すと理解も深まる
実際に自分がその単語を知らない人に英語で意味を説明できるほど理解できるようになるには、日本語を見てもほぼ役に立ちませんので、英語で意味を覚えましょう。
小さい子供が初めて知らない言葉を学ぶように、大人が擬似語や例文をあげて説明して理解させるのと同じ感覚で、英語の単語は英語で覚える方が自然に身につきやすいのです。
お勧めオンライン辞書
意味を調べるとき、もちろんグーグルで「○○○ meaning」と検索しても良いと思いますが、私は語学学校の先生に勧められたオックスフォードのオンライン辞書も愛用しています。
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/
何が良いかというと、英語を学ぶ人向けに作られているので、意味の説明が分かりやすいのもそうですが、更になんとイギリス発音とアメリカ発音の両方を聞けるんです。
ぜひ、学びたい方の発音を聞いて、活用してみてください。
お誘いに全てOKした
私が滞在した6ヶ月間はそれはそれは雨が降る事多かったし、ブライトンは海辺なだけに強風の日もすごく多かったです。
それでもできる限り外に出るように努力したのは、外に出た方が色んな発見があるし、最初に述べた通り、英語は話さなきゃ覚えられないからです。
学校で同じクラスになった子達も、積極的にその日に授業に出てきた新しいフレーズや単語を使うように頑張っていましたので、放課後や週末にみんなで積極的によく集まっていました。
もちろん、フラットメイトやホストファミリーが話し相手になってくれるようなフレンドリーな人たちでしたら、たくさん一緒に過ごすようにしましょう。
日本に戻ったら英語を話すチャンスなんて滅多になくなってしまうから、私は本当に必死に話すチャンスを作るために、お誘いには体力が許す限り全てOKしてました。日本から持ってった靴二足も雨のせいでボロボロになったぐらい(^^;)
おかげで英語で自分の意見を述べる自信がついただけではなく、色んな国の文化や事情も会話を通して知る事ができて、英語力も知識も一気に身につけられて一石二鳥でした。
おわりに
同じ勉強法をやっても、合う人合わない人がいるのと同じように、留学という形でどれほど英語を身につけられるかどうか、そんなのやってみなきゃ誰もわかりません。大金の留学費用を払っても本当に上手くならなかったらどうしようと、迷ってるのは時間の無駄です。
同じ授業を受けてるのに成績が良い学生は、成績が悪い学生より何倍も授業外で勉強しているのと同じように、上達したければ自分なりに努力も必要なのです。
ここまで紹介した私が留学中に実践し、英語の上達に繋がった3つの方法を、ぜひ留学中に英語力が伸び悩んでる時などに試してみてください。