今日はクリスマスの活気がつき始めたハロウィン後から12月23日の今日まで、私がイギリス本場でのクリスマスについて気付いたことや、知ったことについて書いていきます。
写真もたっぷりと載せていきますので、イギリスのクリスマスの雰囲気が少しでも伝われば嬉しいな(*^^*)
- ハロウィンの時期から並び始めるクリスマス商品
- マークス&スペンサーのクリスマス商品
- 今も残る根強いカード文化
- クスッと笑えるクリスマスジャンパー
- クリスマス専門店が突如、街に現れた
- スーパーのクリスマスギフト用チョコレートが魅力的
- 街中のデコレーションとイルミネーション
- おわりに
ハロウィンの時期から並び始めるクリスマス商品
ハロウィンはアメリカ発祥のイベントだからか、日本よりも盛り上がりにかけるイギリスなのですが、10月下旬から少ししかないハロウィン商品がまだ店内に並ぶ横でクリスマス商品が展開され始めます。
まずは女子ならきっとみんな大好きなホームデコ屋さんThe Rangeで展開されていたクリスマスコーナーを紹介していきます。
クリスマスツリー
クリスマスツリーは本物のもみの木を使う家庭もあるけど、本物のもみの木は落ちた葉がものすごく散乱するし、そして落ちた葉が足の裏やお尻に刺さったりして結構痛いので、手間が少ないプラスチック製の木を選ぶ家庭も多いみたいです。
本物のもみの木の自然な香りがないのは寂しいけど、毎年新しい木を買わなくて済むのでコスパが良いプラスチック製の方が現実的ですよね。
ちなみに彼氏の妹さんは去年、彼女が住むフラットで本物のもみの木を使ったみたいですが、落ちた葉を片付けるのが本当に大変だったみたいで「It was a nightmare!(最悪だった!)」と言っていました。
オーナメント
The Rangeには可愛いオーナメントもたくさん売っていました。
ピンクゴールド(コッパー色?)のものが私の中で今ブームで、The Rangeにあったピンクゴールドのオーナメントたちどれもツボでした。
イギリスで自分の家を持ったら、ユニコーンとか動物いっぱいのツリーにしたいです。
オーナメント一つの値段は£1.29〜£1.79(日本円で300円以下)がほとんどで、結構安いと思います。
↓ちょっとシックな雰囲気のもの
マークス&スペンサーのクリスマス商品
近所にある結構大きめなイギリスの老舗デパートM&Sでも結構早くから1階の入り口がクリスマス商品でいっぱいになりました。
まずは壁一面に展開されたクリスマスカード。カード専門店のCard FactoryよりもM&Sのクリスマスカードはちょっと高級な感じです。
お値段もCard Factoryのカード1枚99Pがほとんどなのに対して、M&Sのカードは£1〜£3がほとんどです。
ラッピンググッズはすごく素敵なデザインばかりでウットリ。もちろん少しばかり値段が高めです。
ギフトコーナーは女性向けのスキンケア用品が特に多い感じがしました。
パッケージが可愛くて、自分用に買いたくなります。
オーナメントもM&Sのものはゴールド系が多くてちょっと高級な感じ。
御土産に良さそうなロンドンのシンボルの4つセット。£15(2100円ぐらい)です。
クリスマスクラッカーは、アメリカのドラマや映画で見たことがないのでイギリス独自の伝統なのかな?
クリスマスディナーの時にクラッカーの両端を引っ張るとパンッ!と鳴って、中からはキーチェーンなどちょっとしたおまけが出てきます。
今も残る根強いカード文化
上記で少し触れたイギリスのカード専門店Card Factoryではどんなカードが置かれているのか見てみましょう。
お店の中は送り相手別にセクション分けされています。
こんな感じで、例えば「Sister」のセクションには妹または姉へ贈る専用カードがずらりと並んでいます。
しかもよく見ると、「Sister」のみならず、「For special sister and brother-in-low」のものまであります。
brother-in-lowは義理の兄(Sisterの旦那さん)のことです。
ちなみに「◯◯-in-low」は婚姻関係によって生まれた関係性を表す時に使われています。例えば、自分の旦那(もしくは妻)のお母さんはmother-in-low、自分の旦那(もしくは妻)の妹さんならsister-in-lowです。
びっくりすることに「From the pets(ペットから)」というセクションまでありました。
家族の誰かがペットになりすましてカードを書くのかな?
需要がどれほどあるのか想像がつきませんが、可愛いアイディアですね。
クスッと笑えるクリスマスジャンパー
日本でも近年H&MやForever21のようなファストファッション店でダサ可愛いデザインのセーターが売られ始めましたね。
アメリカではアグリー・クリスマス・セーターと呼ばれているような気がしますが、イギリスではクリスマス・ジャンパーと呼ばれています。
ジャンパー(jumper)とはイギリス英語でセーターの意味です。ちなみにトレーナーもイギリスではjumperと言います。
イギリスでは、毎年12月にクリスマスジャンパーを着るチャリティイベントが行われているほど、このダサ可愛いセーターを着る習慣はかなり広まっているようです。
そして特に12月に入ってからは、会社や学校のクリスマスパーティーや、ウィンターワンダーランド、クリスマスマーケットなどのイベントが開催される時期なので、街で何度もクスッと笑えるクリスマスジャンパーを着ている人を見かけました。
一番印象に残ったのは「All I want for Christmas is EU」と書かれたジャンパーです。
ロンドンの街では、激安のファストファッションブランドPRIMARKがいち早くクリスマスジャンパーをお店に並べ始めました。
ワンピースタイプのも可愛いですね。
値段は£16(約2200円)がほとんどです。
この時期しか着れないセーターだけど、2000円ぐらいなら1着ぐらい買っても良いかなと思えます。
このセーターは鈴がついていて、歩くたびに周囲の人にサンタさんがソリに乗ってやって来る光景を思い浮かべさせられそうですね。
このセーターはトナカイさんたちの鼻のところにライトがついていて、ピカピカとカラフルに光らせています。
パーティーでたくさん視線を集められそう。
デザイン的にPRIMARKのセーターの中で一番私好みかも。
クリスマス専門店が突如、街に現れた
極め付けはクリスマスが爆発を起こしたようなクリスマス商品だらけなお店まで、突然近所に現れました。
お店の名前は「クリスマス・ロッジ」。
中をのぞいてみると、壁一面のオーナメントから、
ポンポンのお鼻が可愛いトナカイのクリスマス・ジャンパーに、
エルフのお人形までありました。
クリスマスの買い物はこのお店だけで一通り揃えられそうです。
クリスマス・ストッキングは、クリスマスツリーの下に置くメインのプレゼント以外に、飴やチョコレートなど細かいプレゼントを入れるのに使うみたいです。
写真の下の方が切れて見づらいですが、ギャグ用に巨大なクリスマス・ストッキングもありました(笑)
スーパーのクリスマスギフト用チョコレートが魅力的
先日の記事でも載せましたが、スーパーマーケットではクリスマス用に発売されたチョコレート商品がすごく魅力的で、自分用に衝動買いしないようにするのが大変です。
可愛いクマさんのチョコはリンツのものです。
彼氏が職場でもらったクリスマスツリーのようなフェレロ・ロシェ。一段ずつ食べていくのが楽しみ!
街中のデコレーションとイルミネーション
ロンドン編
まずはうちの大学のカフェの可愛いクリスマスのデコレーションです。
この写真では見づらいですが、レジ横のクリアケースの上にジンジャーブレッドマンが売られています。
私が好きなお店がたくさん集まっているカーナビ・ストリートの近くにあるクラブのエントランスがすごく可愛くなっていました。
ソーホー地区は、HO HO HOというサンタさんの笑い声にちなんでSOHO HO HOが飾られています。
カーナビ・ストリート(Carnaby Street)のネオンライトはカラフルで可愛い。たくさんの人が写真を撮っていました。
リージェント・ストリートは天使のイルミネーションです。毎年同じ気がするんだけど、使い回しかな。
オックスフォード・ストリートはピンクと白のポンポンが宙に浮いてるようなイルミネーション。
リージェント・ストリートも、オックスフォード・ストリートもクリスマス用のお買い物客&観光客でいつもに増して混んでいました。
老舗のデパート「リバティ」の中は大きな気球と様々な動物のデコレーションがありました。
ちょっとしたカフェのウィンドウに、こんな素敵なおそらくクッキーで作られた冬のロンドンの街が飾ってありました。
ロンドン郊外の住宅街編
近所のほとんどのお家のドアにはリースが飾られています。
外からも見えるように、大きな窓際にクリスマスツリーを置いてるお家がとても多いので、この時期は住宅街を歩くのが本当に楽しいです。
このお家はドアの枠にキラキラしたイルミネーションが付けられています。
シンプルなデコレーションがシックなお家のデザインにピッタリで本当に素敵。
クリスマスのデコレーションコンテストにでも参加してるんじゃないかってぐらい派手派手な家もたまに見かけます。
夜になるとピカピカ光るお家もありますが、ここまで派手なのはイギリスでは珍しいと思います。アメリカの方がテーマパークのようなド派手なイルミネーションをやってるイメージがあります。
おわりに
以上、イギリス本場のクリスマス前の状況をお伝えさせていただきました。
日本はどちらかというと恋人のイベントのようなクリスマスですが、イギリスのクリスマスは年に一度家族が全員集まる一大イベントです。感覚的には日本のお正月のようですね。
逆に日本の大晦日は家族で過ごすのが一般的なのに対して、イギリスのニューイヤーズ・イブはカップルや友人同士でパーティーすることが多いです。そして0時回った瞬間に隣の人とキスをします。
クリスマスの日まではあと2日ですが、クリスマスの日以降も新年明けたあとまでクリスマスのイルミネーションが続くと思いますので、今ロンドンにいて、まだクリスマスを味わっていない方はぜひこの機会を見逃さずにたくさんお出かけしてください(^-^)
ロンドンにいらっしゃらない方は、少しでもこの記事で現場の雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです。
クリスマス後は、イギリスのクリスマスイブとクリスマス当日の過ごし方についての記事を書きたいと思っていますので、お楽しみに。