Worldwide Bear

アラサーから海外移住を目指し、イギリス大学院留学を経てから現地のIT企業に就職しました。これまでの経験や海外就職のアドバイスをシェアしています。

卒業が難しいイギリス大学院留学で落第しないためのアドバイス

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コロナウィルスによる影響でイギリスに留学される方に、ビザ申請の遅延や他にも色々と影響が出ていて、不安になっている方も多いと思います。

 

私はイギリスの感染者数が1000人を超えた3月後半からリモートワークし始めましたが、会社の収入がコロナウィルスの影響で全くなくなったので、4月から休暇指示を会社から出され、それからずっと家で自習したりどうぶつの森をやったりしてました。

このまま会社の収入が入らなくなったら解雇されるんじゃないかと心配しつつも、できるだけポジティブに過ごすようにしてきました。

 

イギリスは、3月末から実施しているロックダウンの緩和が少しずつ始まり、今週月曜日からはノン・エッセンシャルなお店も再開できるようになりました。徐々にピークは超えたような雰囲気になり、5月は観測以上晴れが一番多かったという記録が出たぐらい天気がいい日も増えたせいか、外を出歩く人も増えました。

 

このまま、今年から9月から留学予定の方が無事に渡英できるように祈ってます。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今日は今後イギリスの大学に留学される方に向けて、落第しないようにアドバイスを送りたくてブログ編集画面を開きました。

今年の秋から留学される予定の方も、今後留学してみたいなと思ってる方も参考にしていただけたら嬉しいです。

 

 

 

英語力に自信がないとつまずくかも

英語力があまりない方はそもそも大学の応募資格にあるIELTSスコア(overall 6.5~)にクリアできないので、入学許可をもらえた方の中にそんなに英語力がない人がいるとは考え難いですが、IELTSでoverall 7をもらった私でも専門的な授業内容についていくの大変だと感じました。

  

IELTSの勉強などで使った単語と違って、大学院で学ぶ専門的な授業ではさらに聞いたことがない単語が出てくることが多いので、授業の内容を理解する以前に、授業に出てくる単語の意味も理解しなきゃいけないので、英語ネイティブの学生よりさらに努力をすることが求められます。

 

私は難しいテクニカルな単語を日本語で何と言うのか調べても、コンピュータサイエンスの授業を日本で学んだことがないので、その日本語すらよく理解できないことも最初の頃はたくさんありました(T-T)

 

クラスメートの中には、(英語の)教科書を読むのに時間がかかるから自国版をわざわざAmazonで取り寄せてた子もいました。確かに普段から英語の活字を読むのに慣れてないと、「教科書の〇〇についての部分を読んで分析してください」と課題を出されたら、読むのに時間をかけすぎると分析して書く時間がどんどん短くなるので、もしかしたら日本語で一度理解してから課題に挑んだ方が効率いいかもしれません。

 

私も専門的な長い文章を読む集中力がなく結構苦労しましたが、ラッキーなことにその本のオーディオ版をAudibleで見つけたので、通学中や家の片付け中にヘッドホンで聞いてました。

なので、本を読むのが遅くて集中力が切れるっていう方はオーディオ版を試してみることをおすすめします!

 

そして大学院の場合、ほとんどの教授は専門知識の基本を知ってる前提で授業を進めていきます。自分でググれば理解できるような基礎知識は予め復習しておくとさらに授業が頭に入りやすくなると思います。

 

 

 

色んなアクセントに慣れる必要がある

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国際的なロンドンの大学に限った話かもしれませんが、教授たちは必ずしもイギリス人ではなく、クラスメートも世界中から来ているので、いろんな英語のアクセントを聞き取れる力が求められます。

 

ネイティブスピーカー以外の人との交流を増やしたり、Youtubeなどであえて慣れてないアクセントで話されてる動画を選んで耳を慣らしておくようにしておくといいと思います。

それでも聞き取れないという場面に遭遇すると思いますが、お互い英語を母国語じゃない同士なので、申し訳ないと思わずに理解できるまで何度も聞き返す勇気も持ちましょう。

失礼にならずに聞き返すフレーズはネットで調べればたくさん出てきますので、あらかじめ言い慣れるようにしておくのもいいですね。

 

論理的に考える力や批判的思考力(クリティカルシンキング)を鍛える

学期中は論理的にグループの仲間と話し合う必要が出てくる場面にたくさん遭遇します。最終試験では回答形式が「分析して意見を述べなさい」のような問題がたくさん出ます。

日本での教育はディベートする内容がほとんどなかったので、初めて海外で勉強されるとみんな痛感するのが「自分の意見を述べる難しさ」かもしれません。

  

私はコンピュータサイエンスならプログラミングができればいい成績が取れると甘く見ていましたが、大学院で学ぶのはむしろテクニカルなものよりも理論を学ぶ内容のほうが多かったです。

 

教科書に書かれた理論が正しいと丸呑みするのではなく、分析して正しい(もしくは正しくない)理由を理解することが大事ですので、普段の生活の中での何気ない場面でも積極的に「なぜ?」と自分に聞いて、その理由を考える力、分析する力、相手に伝える力を鍛えましょう。

 

 

 

最終試験は時間との勝負

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最終試験は大体の大学は1ヶ月ぐらいに渡って行われますが、試験と試験の間に2週間も空いたり、1週間に3教科も試験が詰め込まれたりと、スケジュールがバラバラなので、かなりタイムマネージメントが大変でした。

 

試験前の夜中遅くまで暗記したり、理解できないものを理解できるまで調べたりしてましたが、もしやり直せるなら試験前ギリギリではなく、学期中に授業の内容で理解できなかったものはその時にちゃんと理解できるようにしていればよかったと後悔してます。

 

また、ほとんどの大学は過去の試験問題(ラッキーな場合は模範回答も)を見れるようにしてくれてると思いますが、見つからない場合はクラスメートに聞いたり、教授に直接お願いするといいと思います。

 

積極的に友達作りをするべき

イギリスの学校は日本と違って、自分から進んで情報収集しないと、大事な情報を知らないままのことが結構ありました。というのは、情報元の学校のウェブサイトや、大学用のメールボックスなどをちゃんと確認してるつもりでも、見落とすことが必ずあるのです。

また、大学から得る情報は英語なので、読んだあと自分が理解したつもりでも、友達と話してみると実はちょっと意味が違ってたりすることもありました。

 

なので、できれば同じクラスの中で友達をたくさん作っておきましょう。大事な情報を知らないままになる可能性が減るし、課題やテストで大変な時期に精神的にも支えられます。

また、クラスメートがみんな参加してるグループチャットがあるなら、必ず参加しましょう。困ったことがあったら、大学のウェブサイトの質問フォーラムも利用できるはずですが、質問フォーラムに書くほどじゃない質問はグループチャットでサラッと聞けるので非常に便利です。

 

 

 

グループワークは積極的な人と組んだほうが楽

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大学院は大学よりも自分の意思で学びに来てる学生が多いイメージがありますが、それでもグループワークであんまりやる気がない子と組むと、思い通りに課題が進まなくストレスになることがあるかもしれませんので、グループワークをやるときは自分と真剣度が同じぐらいの子と組むようにすると楽です。

 

私は自分よりやる気がない子とグループワーク組んだけど、みんな締め切りギリギリになるまであんまり積極的にやらなくて、私もつられてだらだらしてしまいした。クラスメートの中で、5人グループなのにその中の4人がやる気なくて、1人だけに負担がかかってて大変そうでした。

私はその後、違う教科のグループワークで、ややまじめな子達と組んだときは最初からみんな効率よくタスクを分担し、打ち合わせにもみんな積極的に参加してくれました。おかげで締め切りよりも早く提出できて、締め切りに間に合わないストレスを感じることなくグループワーク課題を完成させることができました。

 

 

 

おわりに

以上、私の経験を踏まえて今後イギリス(もしくは海外)の大学院に留学される方に送りたいアドバイスを書かせていただきましたが、いかがでしたか?

9月入学までまだ時間はあると思いますが、順調な留学準備と楽しい留学生活を送れるように祈ってます(^-^)

イギリスの修士課程の1年間はほんっとに瞬きしたら終わったような気がするぐらいあっという間でした。時間をかしこく使って、安くない学費&ビザ申請代が無駄にならないようにたくさん学んで来てくださいね。

 

 

 

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