バレンタインデーまであと1週間になりましたね。
今日は、おうち時間が楽しくなるように、この時期に観ていただきたいロマンチックな恋愛・ヒューマンドラマ映画を5つ紹介したいと思います。
どれもイギリスで撮影された映画なので、ロケ地を調査してGoogleマップにつながるリンクも載せました!まだまだコロナウィルスの影響で海外旅行を普通にできませんが、その代わりにGoogleストリートビューでロケ地巡りのバーチャル旅行を楽しんでいただけたらいいなと思ってます。
- ノッティングヒルの恋人(Notting Hill)
- フォー・ウェディング (Four Weddings and a Funeral)
- ラブ・アクチュアリー(Love Actually)
- アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜(About Time)
- ホリデイ(The Holiday)
- おわりに
ノッティングヒルの恋人(Notting Hill)
ノッティングヒルに行きたくなる度:★★★★★
イギリスを舞台にしたラブストーリーの定番映画の一つとも言える「ノッティングヒルの恋人」は、観たことがなくてもタイトルだけでも聞いたことはありますよね。
カラフルなお家が並ぶロンドンのノッティングヒルに住んでいる素朴な本売りの主人公ウィリアム(ヒュー・グラント)とハリウッドスター女優(ジュリア・ロバーツ)の恋愛を描くストーリーですが、主役二人以外のキャラクター達も魅力がいっぱいで注目してみて欲しいです♫
ノッティングヒルの恋人のロケ地
・ウィリアムが働いてる「Travel Book Company」という本屋さんが撮影されたのはそこに実在した本屋さんではなく、当時そこはアンティーク屋さんだったそうです。その後一時期は家具屋さんにもなり、今はお土産屋さんになっているみたいです。
142 Portobello Rd, Notting Hill, London W11 2DZ
・上記した通り、本屋さんのロケ地は「Travel Book Company」ではなかったのですが、モデルになった本屋さん「The Travel Bookshop」ならブレナム・クレセント( Blenheim Crescent)という通りに実在していました。しかし、映画のせいで土地の値段が高騰し、本をネットで買う人が増えた結果、お店は2011年に一度閉店されたそうですが、その後「The Nottinghill Book Sop」という新しい名前で再オープンしました。現在もその本屋さんには多くの映画ファンが訪れているようです。
13 Blenheim Cres, Notting Hill, London W11 2EE
・主人公ウィリアムが住んでいたあの青いドアで有名なお家は現在も実在しています。この家は脚本家リチャード・カーティスが実際に住んでいた家で、映画の中ではちょっと居心地が悪そうな汚いフラットに見えますが、実際はむしろチャペルから家に改築されたものすごく広いお家らしいです。大家さんは、家を見にくる映画の熱烈なファン達に耐えられなくなって、オリジナルの青いドアをチャリティーオークションにかけ、黒いドアに変えたそうですが、現在はまた青いドアに塗り替えされてますのでガッカリしないで下さい(^-^)
280 Westbourne Park Rd, Notting Hill, London W11 1EH
ノッティングヒルという地域はカリブ海の島々からの移民が多く住む地域で、毎年8月に行われるノッティング・ヒル・カーニバルは彼らの文化をレゲェなどの音楽と一緒に踊りながら堪能できます。
ちなみに映画の後半、季節が移り変わるシーンに出てくるあのマーケットは、ポートベロー・ロード(Portobello Road)にて毎週末に行われるフリーマーケットです。アンティークがお好きな方におすすめですが、そうでない方も歩いてるだけで楽しいと思います!
フォー・ウェディング (Four Weddings and a Funeral)
写真提供:‘Four Weddings And A Funeral’ Charity Spinoff Trailer: BBC, NBC Offer First Peek – Deadline
チャールズの優柔不断がじれったい度:★★★★★
イギリスを舞台にしたラブストーリーといえば、「フォー・ウェディング」もイギリスでかなり知られています。何年経っても色褪せないクラシックなラブストーリーの一つと言えるでしょう。
「ノッティングヒルの恋人」と同じ脚本家リチャード・カーティスが担当していて、主演も同じヒュー・グラントが演じているので、「ノッティングヒルの恋人」が好きな方は絶対見るべきです!
ロンドンに住む結婚に消極的な独身のチャールズ(ヒュー・グラント)が友人の結婚式であるアメリカ人女性に一目惚れし・・・というあらすじを聞くと、いかにもありきたりなラブストーリーを想像してしまうけど、実際は「結婚」や「人生」までについて深く考えさせられてしまうほど意味深い内容になっています。皮肉もいっぱいでとてもイギリスらしい作品です。
フォー・ウェディングのロケ地
・チャーリーが住んでいるのは北ロンドンのハイベリー・フィールズ(Highbury Fields)という素敵な公園の横にある住宅街ハイベリー・テラス(Highbury Terrace)の22番に実在するお家。忙しいロンドンの都心からちょっと離れたオアシスのような静かなこの住宅エリアは、おそらく今はもうお金持ちしか住めないと思いますが、お散歩がてらに訪れてみたいですね。
22 Highbury Terrace, Highbury East, London N5 1UP
・映画に出てくる最初の結婚式はサリー州のベッチュワース(Betchworth)という小さな村にある聖マイケル教会(St Michael’s Church)にて撮影されたそうで、まさにおとぎ話に出てきそうな古くて小さな村の教会です。この村にあるお家やお店もピーターラビットに出てきそうな可愛い建物ばかりなので、Googleストリートビューで教会の近辺をお散歩してみると楽しい発見があるかもしれません(^-^)
他にも、チャールズが歩いたロンドンのサウスバンク(BFI Southbank )や、チャールズの心が揺らいだロンドンのスミスフィールド市場の隣にある聖バーソロミュー教会(Smithfield’s St Bartholomew the Great)もロンドンを訪れた際に行ってみてください。
ラブ・アクチュアリー(Love Actually)
写真提供:Why “Love Actually” Matters – Mother Jones
ロンドンのクリスマスの雰囲気を味わえられる度:★★★★★
クリスマス映画としても、ラブコメ映画としても世界中に知られている「ラブ・アクチュアリー」はもう私が説明する必要がないほど大人気ですよね。
「ノッティングヒルの恋人」「フォー・ウェディング」で一躍有名になった脚本家リチャード・カーティスが初めて監督として努めた映画らしいです。
この映画は毎年クリスマスが近くになると、イギリスのテレビで必ず放送されるほどこっちでも大人気な映画なんです。登場する役者さんの中にはイギリス出身の有名役者さんがたくさんいるからかもしれません。この記事に何度も出てきたイケメンのヒュー・グラントやコリン・ファースを始め、エマ・トンプソン、キーラ・ナイトレイ、リーアム・ニーソン、アラン・リックマン(ハリポタのスネイプ先生)など、イギリスの大人気役者さん揃いです。
ラブ・アクチュアリーのロケ地
何度も映画に登場するヒースロー航空は、ロンドンに来たことがある方なら必ず利用されると思うので、ここでの説明は端折らせていただきますね。
・冒頭で出てくるスケートリンクはロンドンのサマセットハウスの冬限定スケートリンクです。イギリスは、冬になるといろんなところに特設スケートリンクができるのですが、中でも映画に出てくるこのサマセットハウスのスケートリンクは規模が大きくて、夜はクリスマスツリーのライトも光るので写真映えスポットとしても知られています。冬限定なので、訪れる際は公式サイトで営業状況を確認したほうが確実です。
Somerset House London WC2R 1LA
写真提供:SKATE at Somerset House with Fortnum & Mason
・テムズ川沿いのベンチに座ってダニエル(リーアム・ニーソン)が息子と話しているシーンは、OXOタワーから少し歩いたところにRivieraというレストランの前らへんで撮影されたみたいです。テムズ川沿いはとてもお散歩しやすく整備されていて、川に沿って歩いているだけでロンドンのランドマークを見ることができますし、疲れたら川沿いにたくさん置かれたベンチに座って一休みをするのもいいですね。
56 Upper Ground, South Bank, London SE1 9PP
アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜(About Time)
写真提供:In Richard Curtis’ ‘About Time,’ It’s Not the Romance That Works | IndieWire
愛が溢れる家族を築きたくなる度:★★★★★
タイムトラベルの能力を持っている主人公がそのパワーを使って人生を変えようと色々試み、やがて一度しか経験できない人生や家族との時間の大切さに気づく愛が溢れるお話なのですが、クスッと笑えるところもあったり、ポロリと涙が落ちるところもあったりと家族やカップルで観るのにぴったりな映画だと思います。
「タイムトラブル」と聞くと、ちょっと苦手意識を起こす人もいるかと思いますが、実際はバック・トゥ・ザ・フューチャーのようなSF感は全くなく、この映画を見終わると、今までよりもさらに日々過ぎていく時間を大切にしようと思えるストーリーになっています。
「君に読む物語」のあの可愛い女優さんレイチェル・マクアダムスが主人公の恋人なのですが、彼女の可愛さにも癒されます。ちなみに主演のドーナル・グリーソンはハリーポッターのウィーズリー家のビルです(^-^)あと、映画「スターウォーズ」の最新シリーズなどにも出てる有名なイギリス人役者さんです。
そして、この作品も脚本と監督をリチャード・カーティスが担当されています。
アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜のロケ地
・たびたび主人公ティムと家族みんなでビーチを楽しむシーンに出てくるのは、ティムの実家があるイギリス南西端にあるコーンウォールのVault Beachです。コーンウォール自体はイギリス人にもビーチバカンス先やサーフィンする場所として大人気で、コロナで海外旅行ができなかった去年の夏に私も旅行しに行きました。
コーンウォールにある数々のビーチは、他のヨーロッパのビーチに負けないほど美しくて、昔から続いてる港町なんかも可愛いコテージだらけてとても写真映えします。コーンウォールといえばコーニッシュ・パスティやシーフードが有名ですが、個人的にはコーンウォールのアイスクリームもおすすめです!クリーミーで少しねっとりしていてすごく美味しいです。
Vault Beach, Gorran Haven, Cornwall
コーンウォールといえば、海外ドラマ「Poldark ‐ 風の勇士 ポルダーク」のロケ地として知られていますよね。ドラマの中で何度も綺麗な海辺が出てきます♫
ホリデイ(The Holiday)
写真提供:The Holiday (2006) Drinking Game and Podcast | Alcohollywood
傷ついた心をジュード・ロウの甘い表情が癒してくれる度:★★★★★
「ラブ・アクチュアリー」もクリスマス気分を上げてくれますが、私はクリスマスの時期にいつも「ホリデイ」 を観るのが好きです。
失恋して心がボロボロになった二人の女性、LAの高級住宅に住むアマンダ(キャメロン・ディアス)とイギリスのサリーにある小さなコテージに住むアイリス(ケイト・ウィンスレット)がネットを通してホーム・エクスチェンジをすることになり、知らない土地で出会う人達との人間模様をロマンチックに描かれています。
映画の半分のロケ地はサリーの人工4000人も満たないシェア(Shere)という小さな村になっていて、雪化粧されたかわいいイギリスの田舎のクリスマスの雰囲気を堪能できます。ロンドンから南に電車で一時間ほどで行けます。
ホリデイのロケ地
・アマンダが数週間ホーム・エクスチェンジする先(アイリスのお家)はおとぎ話に出てくるようなかわいいイングリッシュ・コテージ。ですが・・・この映画の中に出てくるのは実在したローズヒル・コテージは実在していなく、ドーキングにあるHoneysuckle Cottageというコテージをモデルにし、制作班が一から真似して作ったそうです。
Honeysuckle Cottage, Holmbury St. Mary, Nr Dorking, Surrey, RH5 6NP
・アマンダとグラハムがちょっと高級なデートに行き、その後庭でイチャつくシーンに使われたのはコーンウェル・マナーという高級邸宅。この邸宅を貸し切ったり、結婚式場として使うこともできるそうです。公式サイト(Cornwell Manor - Luxury wedding venue in the Cotswolds.)を見たらサウナやプールもある広い敷地で、こんなところで結婚式を挙げられたら最高ですね。
Cornwell, Chipping Norton OX7 6TT
写真提供:Um, Actually, The Holiday is a Good Movie | Bright Wall/Dark Room
おわりに
あえて選んだわけではありませんが、脚本家/監督リチャード・カーティスが担当された映画が多かったですねー。もはや、リチャード・カーティスが関わったラブコメならハズレがないと言っても過言ではないかもしれません。
皆さんはこの5つの映画を全て観ましたか?他にもバレンタインデーにおすすめな映画がありましたらぜひ教えてください(^-^)