Worldwide Bear

アラサーから海外移住を目指し、イギリス大学院留学を経てから現地のIT企業に就職しました。これまでの経験や海外就職のアドバイスをシェアしています。

IELTSスコアを短期間で上げる為の試験対策はこれだけで十分!セクション別の勉強法を伝授します

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イギリスやオーストラリアなどの大学に留学する場合、まず最初に出てくる課題が、出願に求められているIELTSのスコアをクリアすることです。

 

IELTSの試験方式が他の英語試験、TOEICなどと比べるとかなり違います。

試験を受ける回数を重ねれば徐々に慣れてきて、効率的な時間配分もわかってくるかもしれませんが、何しろ一回の受験料が25,380円(2018年7月現在)もするので、できれば早く希望するスコアを取りたいですよね。

 

今日は、IELTS受験2回目にしてoverall 7.0を取れた私が、これから試験を控えている方に伝授したい試験対策法について書かせていただきますので、どうぞ最後までお付き合い下さい。 

 

 

 

英語で書かれた問題集を選ぶ

日本語でのクドイ説明は不要

私は初めに日本語版と英語版の問題集を両方買いました。

両方を使用してみた結果、日本語版の方が前置きの説明が細かすぎて、かと言って全て頭に入れるわけでもなく「う〜ん。。」というのが正直な感想でした。

 

しかし、全て英語で書かれた教科書は思いのほか、試験に対しての説明は3ページだけで、その次のページからは独学するために普段から取り入れられることのおすすめ一覧が5ページにも及んで、後の残りのページは全て問題集と回答でした。

この「難しい説明は置いといて、とりあえずやるだけやってみて!」みたいなスタンスの勉強の入り方は、自分にとってすごく効果的でした。

 

例えば初めて油絵を学ぶにしても、何時間にも及ぶ説明を聞くより、実際にキャンバスに描きながら「自分が苦手なもの」を見つけ、その都度きっちり学んでいく方が身につきやすいと思います。

 

全てを英語で理解することに意味がある

先日書いたこちらの記事でも主張していたように、頭の中を日本語から切り離して英語モードに切り替えるのはとても大事なんです。

日本語のテキストを使っていると、日本語で解説を読むことになり、いつまでも日本語で思考する癖から離脱できないままになってしまいます。

これから英語圏の大学で全て英語で授業を受ける時のためにも、早いうちから日本語の解説に甘える自分とおさらばしましょう。

 

頭を英語モードにスイッチできるようになるメリットは、なんと言ってもスピーディーにスラスラとフレーズを言えるようになれることですが、IELTSのリスニングテストで耳にしたフレーズや、リーディングテストでスキャニングした文章を瞬時に理解できるようにもなるので、解答のスピードもグンと早くなります。

 

コツは、喋り始めたばかりのネイティブの小さい子供になった感覚で、わからないことがあったら、英語でそれを今度他の人に説明できるようになれるまで理解度を高めて下さい。

私が使った問題集

私が一番愛用したこのBarron'sのものは、海外でも人気が高いみたいです。

特に良いなと感じたのは、日本語の問題集のライティングの解答モデル文に比べて、この問題集のモデル文はやや優しめな感じになっているんです。

IELTSのライティングは賢そうな難しい単語を並べたものじゃなくても、文章に筋が通っていて、簡潔に書かれていれば良いという印象を受けました。

自分の身の丈に合った優しめなモデル文の方が参考しやすく、頭にも入っていきやすいので、実際のテストで覚えたフレーズを利用できる機会も増えますよね。

 

 

 

解いて解いて、解きまくる

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メリット1:自然と出題パターンに対する解き方がわかるようになってくる

全ての試験に共通していますが、本当にこれに尽きます。

ライティングで自分の考えを書く問題があったり、スピーキングで英会話力まで試されたり、本当の英語の実力が試されるのがIELTS試験ですが、結局はやっぱりただの試験なので、出題ジャンルごとの解答パターンを覚えると高得点が取れるのです。

 

例えば、リスニングにしても、地図問題、スケジュール問題など、数種類だけしか決まったパターンが出てきませんので、たくさん同じような問題をやっていくと、自分なりにコツがわかってきます。

 

メリット2:自分にとって効率的な時間配分ができるようになる

IELTSのリーディングテストとライティングテストは時間制限中に解答を終わらせるのが難しいです。

実際に試験を受けるまでに、自分にとって一番スコアを取れるコツを見つけなければいけません。

 

例えば、リーディングの場合だけでも以下のようなやり方があります。

・先に全ての問題に目を通してから、文章を読む

・一つずつ問題を読んで、その都度文章から答えを探す

・いきなり文章を最初から最後まで読んでから、問題を解く

人ぞれぞれ効率よく解答できるものが違うため、自分の能力にぴったりな方法を見つけるには、繰り返しそれぞれの方法で試す必要があります。

したがって、とりあえず1冊問題集を解き終えるのを目標に頑張りましょう。

 

 

 

セクション別対策法

解いて解いて、解きまくった結果、自分で採点していくと苦手な分野が分かるようになってきます。ここからはセクション別に苦手克服ためにできる対策を紹介したいと思います。

リスニング(Listening)

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英語を耳にする時間を増やす

・自分が聞き取れるレベルのものを通勤・通学中に聴く

 例)携帯アプリでポッドキャスト、BBCラジオを聴く

・自分が理解できるレベルの映画やドラマを一日中流す

 例)Netflix、Ted.com、Youtube

 ※もちろん日本語字幕はOFFにしておくこと 

 

リスニングの問題をもっと解く

当たり前ですが、一番の解決法は苦手な分野に対しての勉強時間を増やすことだと思います。

問題集の問題が足りなくなってきたら、ネットでも無料で提供されているウェブサイトがたくさんありますので、机に向かう時間がなければ、移動中に音声だけをずっと聴いてても良いと思います。

 

音声の内容に理解できなかったところが少しでもあれば、スクリプトでしっかり確認し、理解をして下さい。

 

一応私が利用した無料のリスニング問題はこちらです:

ブリティッシュカウンシル:Listening practice test 1 | Take IELTS

IELTS-up :Free IELTS Listening tests - IELTS-up

 

「IELTS free listening tests」などでググってみると、他にもたくさんの無料練習材料を見つけられますので、ぜひお試しください。

 

 

 

リーディング(Reading)

英語を目に機会を増やす

BBCニュースなどでも良いですが、堅苦しい文章が苦手な方は興味があるものから英語でものを読む癖をつけましょう。

例えば、Twitterで海外有名人など英語でツイートするアカウントをフォローしたり、インスタグラムで興味があることをタグ検索して、そのタグから英語で投稿しているアカウントをフォローするなど、日常的に目に入ってきやすいメディアを英語環境に変えていきましょう。

 

興味あることを英語で検索する

何か調べるときに、英語で調べるように習慣を変えましょう。

例えば、「ロンドンの人気スポット」を調べるとした場合、「most popular places in London」に言い換えて検索し、出てきた情報ページも当然英語のサイトになりますので、どんな人気スポットがあるのか・人気の理由は何なのかを考えながら読んでみましょう。

そのサイトから読み取った情報をA4ぐらいの1ページに、プレゼン風にまとめてみるのもすごく勉強になりますよ。

 

リーディングテストに出てくる文章は、専門的な知識がいらないようなレベルなので、難しいニュースや本をいきなり読もうとせずに、馴染みのある分野の英文を読んでいくだけで十分だと思います。

特に私のように英単語帳を作って、無理やり暗記しても効果がない方は、英語を読むことで語彙力も上がりやすいです。

英語を読む機会を多くするだけで、知らなかった単語を何度も目にすることで印象に残り、その単語の意味が分かった後も頭に残りやすいです。

 

ライティング(Writing)

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モデル回答文を完コピする

グラフやテーブルなどの問題に対して「使える」と感じたモデル文を暗記して、同じような問題が出てきたときに活用しましょう。

 

私は特に「図を見てプロセスを英語で説明する問題」が苦手でしたので、ネットでこの手の問題を検索して、モデル回答文を暗記できるまでひたすら紙に書き写しました。

その後、書き写した回答文の問題を改めて回答し、つまずいたところがあったらその部分をさらに書き写しまくって、暗記できるようにしました。

 

ちなみに暗記するときは、暗記した文章を声にも出して言うようにしました。

 

 

 

自分の考えを英語で表現する癖をつける

ライティングのパート2は自分の意見を書く問題になりますが、ここではしっかりと筋が通った理由を挙げる必要があります。

 

普段からあまり意見交換や討論をしない日本の学生にとって、ちょっと苦手な分野になるかと思いますので、まずは英語で映画の感想を書いたり、最近びっくりしたニュースに対しての考えを書いてみましょう。

SNSで英語のアカウントをフォローしている場合、そこにコメントを残したり、引用して自分の意見を書いたりするのも良いと思います。

 

もし、映画の感想を書こうとした際、自分の考えだけじゃ立派な理由を書けなくて困ったら、ぜひ「○○○(映画名)review」と検索してみてください。

他の人が英語でどういう風に考えているのか参考してみましょう。そして、共感できるフレーズがあったら、積極的に自分が書く感想文に取り入れてみましょう。

 

スピーキング(Speaking)

ネイティブの喋り方を真似する

映画やドラマ、Youtubeであらゆるフレーズを真似して口に出して言い慣れてみましょう。好きな洋楽があったら、歌詞を見ずに歌えるぐらい歌詞を理解した上で暗記するのも良いと思います。

こちらの記事の「海外のYoutuberの動画を見て、自分の意見の伝える方を研究する」の項目に書いたやり方もぜひ参照してみてください。

 

ネイティブと会話する機会を見つける

ネイティブの友人がいない場合は、DMM英会話を利用する手もあります。

ネイティブの友人は一つ一つのミスに対して訂正してくれるわけでもないので、スピーキングに特に自信がない方はちゃんとその場で直してくれるこういうサービスの方が良いかもしれません。

オンライン英会話なので、何度も英会話教室に足を運ぶ余裕がない方にとってもピッタリだと思います。IELTSなどの試験対策も充実しているみたいです。

 

スピーキングの回答を録音

ネイティブの講師や友人に頼らずに勉強したい方は、自分のスピーキングの回答を録音・録画し、改めて他人目線で聞いてみると良いと思います。

 

例えば、YouTubeで「IELTS speaking examples」と検索し、他の人の答え方を参考したり、同じ質問をされた場合「自分ならどういうふうに答えよう」と想像してみましょう。

そしてその回答をしている自分を録画・録音したり、反省点を見つけましょう。

自信を持ってハッキリとした声で話せているのか、モジモジしていないかをチェックしたり、質問の「How」「When」「Which」「Why」に対して、適切な回答になっているのかも確認しましょう。

 

当たり前ですが、質問一つに対して「Yes」や、「I live in Tokyo」など一言で完結させないようにしましょう。

2、3個そう答えた理由や説明をあげてから、最後に「まとめ」の一言で締めくるのが一般的な答え方です。

 

例)Please describe the place you live.

 

ダメな回答例:I live in Tokyo.  

 

求められる回答例:I live in a small town outside of Tokyo. It has plenty of beautiful parks for us to enjoy. And there are also many little stores that make the town convenient for everyone. I especially like the fact that my town is not as busy as a big city like Tokyo. I think it is a great place to live for people who like to stay away from the busyness.

 

おわりに

以上、私が伝授したいIELTSスコアを上げる為の対策と勉強法でしたが、すぐに勉強に活用できそうなものはありましたか?

IELTSテストは何と言っても時間が長いです。しかもトイレ休憩がないので、テスト中にトイレに行くとその分の時間をロスしてしまいますので、水分を摂るタイミングを工夫する必要もあります。

 

それでは、高い受験料を払ったIELTSテストでベストを尽くせるように、今日紹介したものをうまく取り入れながら勉強を頑張ってください。

 

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