Worldwide Bear

アラサーから海外移住を目指し、イギリス大学院留学を経てから現地のIT企業に就職しました。これまでの経験や海外就職のアドバイスをシェアしています。

【ロンドン方言】ロードマン・スラングって知ってますか?

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ロードマン(Roadman)は、日本でいうヤンキーや不良少年を指します。

 

「roadman」でググって画像をみていただくとわかりやすいと思いますが、ロンドンにいるロードマンたちの服装はフードやビーニーを被っていたり、上下ア○ィダスのジャージやダウンジャケットなどを着ている事が多いです。

 

そして不良と聞いたら思いつくようなこと、ドラッグ売買やナイフで恐喝、盗みなどを行い、所属するギャングのトップに自分のパワーを示すために時にはもっと酷い犯罪もしますが、ここでは触れないでおきますね。。

 

アメリカの貧困地区(ゲトー)でも、その地域の人しか使わない特徴的なスラングがあるのと同じように、ロンドンのロードマンたちが話す英語も結構独特です。

 

今日は、少し前にFacebookで話題になった「Roadman(London) Dialect Words [Korean Billy] - YouTube」という動画を元ネタにし、ロンドンにいるロードマンが使う英語をいくつか紹介して行きたいと思います。

まずは説明を見ずにフレーズの意味を当てながら読んでいってください(^-^)

 

 

 

Gonna get a cheeky Nando's with the mandem.

cheeky

「cheeky」はイギリスで一般的によく「cheeky icecream」「cheeky beer」というように食べ物や飲み物と一緒に使われていますが、意味的には「ちょっとずるい」とか「ちょっと図々しい」「ちゃっかり者」みたいな感じです。

 

まだみんなが揃っていないのに、先にこっそりつまみ食いしてる人がいたら、「Hey, you are so cheeky!」と言ってやりましょう。

 

Nando's

「Nando's」はイギリス人に聞けばみんな「大好き」というほど大人気な鶏肉のチェーンレストランです。

元々の発祥は南アフリカですが、イギリスを始め、いろんな国にオープンされているようなので、一度は絶対試して欲しいです。

地域別Nando's情報:https://www.nandos.com/worldwide/

 

mandem 【ロードマン・スラング①】

「mandem」は日本語に直訳すると「(男の)友達」です。

イギリス、オーストラリアなどで言う「mate」 で、アメリカの場合は「What's up, dude」の「dude」や「man」に近いですね。

「mandem」は一人の友達に使うだけではなく、複数の友人を指すこともあります。

他にも「blud」や「fam」も「mandem」と同じ感じで使われています。

 

以上の説明で、なんとなく上のフレーズの意味が分かってきましたか?正解は「(男)友達とNando'sを食べに行くよ」です。

通常の英語に言い換えると:

I'm going to get some Nando's chicken with my firend.

になります(^-^)

 

 

 

That was bare jokes, blud!

bare【ロードマン・スラング②】

直訳だと「裸の」「むき出しの」という意味ですが、スラングでは「very」や「a lot」と同じように、強調するために使われています。

例えば「cool」と組み合わせて「bare cool」にすると、「すげークール」という意味になります。

「Vary funny(すげー面白い)」をロードマン風に言いたい場合は「Bare jokes」になります。

 

blud【ロードマン・スラング③】

「blud」は前述ですでに説明した通り「mate」と同じ意味です。

日本語のフレーズに言い換える時どう訳した方が自然なんだろう。。

 

もうこのフレーズの意味が分かってきましたよね?正解は「あれすげー面白かったぜ」です。 

通常の英語に言い換えると:

That was very funny, mate!

になります。

 

Your creps are safe, fam!

creps【ロードマン・スラング④】

「creps」はスニーカーのことを差しますが、イギリス英語で普通にスニーカーのことを言いたい時は「trainers」と言います。「スニーカー(Sneakers)」はアメリカ英語なのです。

 

safe【ロードマン・スラング⑤】

一般的に「安全な」という意味ですが、スラングでは「cool」のように「かっこいい」とか「イケてる」の意味で使われます。

 

fam【ロードマン・スラング⑤】

「fam」は前述ですでに説明した通り、男友達を表す「mate」と同じ意味です。

 

もうここまで来たら意味わかりますよね?正解は「お前のスニーカーすげーかっこいいな!」です。

通常の英語に言い換えると:

Your trainers are cool, mate!

になります。

 

 

 

You're so bait, fam! You ate my chicken nuggets, init?

bait【ロードマン・スラング⑥】

「bait」は通常、釣りの餌の意味で使われていますが、ネットでアクセスを集めるためにわざと大げさな画像や言葉使ってクリックを誘うことを指す「clickbait」という言葉にも「bait」が含まれています。

「偽のものを使って罠に誘惑する」の意味もある感じがしますね。

 

しかしスラングで使う「bait」は「obvious」と同じ意味で使われ、日本語でいうと「明らかな」とか「あからさまな」、「見えすいた」のような意味です。

 

init

「init」は聞き返す時に使う「isn't it」の短いバージョンです。「It's so lovely, isn't it?」を「It's so lovely, init?」に言い換えられます。

「〜, right?」と同じ感覚で使えます。

感覚的に日本語の「これ超可愛くない〜?」や「これ超可愛いっしょ〜?」の「くない〜?」と「でしょ〜?」の部分に当たるのかな。

 

しかしこのスラングのフレーズ「You ate my chicken nuggets」の部分に対して付加疑問文をつけるなら「〜, isn't it?」ではなく、本来なら「〜, didn't you?」が本当は文法的に正しいのですが、英語圏に住んでみるとわかると思いますが、ネイティブって意外と間違った文法を使っているんですよね。(もちろん教養がある人や、フォーマルな場面では正しい文法を使いますが)

 

ちょっと長いフレーズですが、意味わかりましたか?正解は「お前、見え見えだぞ!俺のチキンナゲット食っただろ?」です。

通常の英語に言い換えると:

You obviously ate my chicken nuggets, right?

になります。

 

 

 

Allow it! That joke was bare dry, fam!

Allow it【ロードマン・スラング⑦】

「Allow」は「許可する」という意味ですが、「Allow it」をスラングで使う場合は「Stop it」と同じ意味合いになります。

日本語だと「やめて!」と言いたい時に使います。

 

dry【ロードマン・スラング⑧】

「dry」は言うまでもなく、直訳は「乾燥」ですが、スラングで使うときは「boring(退屈な)」と同じ意味になります。

 

bare

「bare」は【ロードマン・スラング②】ですでに説明しましたが、すでに意味を忘れている方のためにもう一度言いますと、「very」と同じです。

 

では、上のセリフがどういう意味かわかりましたか?正解は「やめろ!その冗談すげーつまんねーよ!」です。

通常の英語に言い換えると:

Stop it! That was so boring!

になります。

 

 

 

おわりに

いかがでしたか?イギリスに留学してもロンドンのヤンキー語を使う機会ほぼないと思いますが(笑)、会話のネタやジョークに役に立てて貰えばいいなと思い、紹介させていただきました。

 

ここで紹介したものは全てKoreanBillyというYouTuberの方が作成されたビデオの内容を日本語にまとめたものですので、オリジナルの動画もぜひご覧ください♪


Roadman(London) Dialect Words [Korean Billy]

ご本人はいたって真面目に紹介するので、思わず笑ってしまいます。

 

他にもイギリスのあらゆる地方の方言を、丁寧にわかりやすく紹介する動画をたくさん載せられているので、興味があったらぜひ観てみてください。

本当に同じ英語だと思えないぐらい聞き取れない事に驚くと思います(*^^*)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

「もっとちゃんと使える英語を教えろ!」という方は、留学中に学校で役立つフレーズについて書いた記事をよかったら読んでください:

www.worldwidebear.net

 

 

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