留学中、今まで日本で暮らしていた時と比べられないぐらい討論する機会や、自分の意見を言う機会が多くなります。
普通に友人同士でご飯を食べる時ですら、政治の話や教育の話について語ることなんてしばしばあります。
また、大学院などではプレゼンをする機会も増えますし、グループになってみんなと意見を交わしながら課題を行うことも。
ちゃんとした意見を持つことも大事ですが、せっかくポイントを抑えた意見を持っているのに、簡単な英語表現しか言えないと、子供っぽい言葉遣いに聞こえてしまいます。
今日は、スマートに意見を述べるために使えるフレーズを紹介しますので、繰り返し口に出して練習してみてください。
自分の意見を言う
in my opinion
意味:私に言わせてみれば、私が思うに 「I think~」よりもちょっとフォーマルな感じ
使用例:In my opinion, people should stop playing with their phones all the time.
(私が思うに、みんないつも携帯ばかりいじるのをやめた方がいい。)
as far as I know
意味:私が知る限りでは〜 自分が知ってる情報を述べる時に使う。
使用例:As far as I know, Steve doesn't live there anymore.
(私が知ってる限り、ステーブはもうそこに住んでいないよ)
これと似てる「as far as I'm concerned」がありますが、こっちは自分の考えを述べる時に使う。(I think〜、In my opinion〜と近い感じ)
Personally I...
意味:個人的に〜
使用例:Personally I don't think Japan is a safe country for women.
(個人的に私は女性にとって日本は安全な国だとは思わない)
From my point of view,…
意味:私の視点からは〜、私の見方からすると〜
使用例:質問 What do you think of the new Star Wars film? 回答 Hmm, from my point of view, it was rubissh.
(質問:新しいスターウォーズの映画どう思う? 回答:ん〜、私の視点からすれば酷い作品だったよ)
【豆知識① rubbish】イギリス人がよく使う「rubbish」の直訳はゴミですが、ネガティブな表現であらゆるシチュエーションでも使われます。例えば…I'm talking rubbish. (私何言ってんだろう)That's rubbish!(そんなのうそだ!)I'm so rubbish at cooking.(私は料理が超下手)ニュアンス的に「shit」とか「terrible」、「awful」と同じですが、「rubbish」の方が「shit」より汚く感じないので、子供の前でも言える。
To be honest,.../Honestly,...
意味:正直に言うと
使用例:Honestly, I don't think you should go out with him.
(正直、彼とデートに行かない方がいいよ)
【豆知識② go out with】go out with~(〜とデートに行く)be going out with~(〜と付き合っている)
In reality
意味:現実的に、実際に 「Actualy」と使い方同じ。
使用例:She seems really nice to everyone, but in reality she isn't.
(彼女はみんなに優しそうに見えるけど、実際はそうでもない)
In general,.../Generally,...
意味:一般的に 「Normally」「Usually」とも使い方が似てる
使用例:In general, people don't talk about politics that much in Japan.
(一般的に、日本ではそんなに多くは政治の話をしない)
賛成意見を言う
I totally agree with you about~
意味:完全に〜に同意する
使用例:I totally agree with you about the things you said at class today.
「totally」の他に「completely(完全に)」「strongly(強く)」も使えます。
You are absolutely right
意味:おっしゃる通り
使用例:A Women deserve equal pay. B You are absolutely right.
(A:女性は同一賃金をもらうべき。B:おっしゃる通りですね。)
上のフレーズと同じように「Absolutely」の代わりに「totally」「completely」でも同じ意味で使えます。
部分的に賛成するけど、反対意見も言いたい
I see what you mean, but...
意味:おっしゃる事は理解できますが、しかし〜
使用例:I see what you mean, but I still don't think that she will come tonight.
(言ってる事よくわかるけど、それでも彼女は今晩来ると思わないな。)
「Oh, I see what you mean!」と言えば「あぁ、なるほどね」になります。
You are partly right, but...
意味:あなたの言う事は一理あるが、しかし〜
使用例:You are partly right, but I still think that you should say sorry to her.
(あなたの言う事は一理あるけど、やっぱり彼女に謝った方がいいと思う)
反対意見を言う
Sorry to interrupt, but...
意味:話の途中すみませんが〜
使用例:Sorry to interrupt, but I don't see your point here.
(話の途中ですみませんが、つまりここで何が言いたいのかが分かりません)
「I don't mean to intrude, but...」も同じように使える
I’m sorry, but I have to disagree with you.
意味:すみませんが、あなたに反対しなきゃいけない
使用例:I’m sorry, but I have to disagree with you. That doesn's sound right to me.
(ごめん、やっぱりあなたに同意できないよ。私にとってそれは正しいと思わない。)
「I'm sorry, but...」の代わりに「I'm afraid, but...」も同じように使える
相手に聞く
What do you mean by...?
意味:〜とはどういう事?
使用例:What do you mean by Netflix and chill?
(ネットフリックス観てゴロゴロするってどういう意味で言ってるの?)
【豆知識③ Netflix and chill】「chill」は直訳すると「寒い」ですが、「Let's chill at mine(うちでのんびりしよう)」みたいな使い方もあります。なので、「Should we just Netflix and chill tonight?」という風に誘われたら、家で映画観ながらくつろごうと言われていると思いがちですが、本当はエッチなお誘いの意味なんです。
(出典:15 Funny Halloween Costumes For When You Don't Want To Be A Cat Again | Grazia)
Could you explain to me about...?
意味:〜について説明していただけますか?
使用例:Could you explain to me about your thoughts for the meeting specifically?
(あのミーティングについてのお考えを細かく説明してもらえますか?)
「explain to me」の「to」が抜けてしまうと「私を説明して!」になってしまうので、注意です。私この前までよく「Explain me!」と言っていました(笑)
How do you feel about...?/What do you think about...?
意味:〜についてどう思いますか
使用例:What do you think about what Trump said on TV this morning?
(今朝トランプがテレビで言ってたことについてどう思う?)
「How」と「What」の使い方には注意してください。
例えば「How do you think about...」を言うと、「〜についてどうやって考えますか?」になるので、「頭で」が答えになってしまいます(笑)
その他
No offence, but...
意味:気を悪くしないでね、でも〜
使用例:No offence, but I don't think you should get back together with Joe.
(気を悪くしないで欲しいんだけど、ジョーとはヨリを戻さない方がいいと思う)
Do you know what I mean?
意味:意味わかります?
使用例:I don't want to move back to Japan. I don't think I can work there anymore, do you know what mean?
(もう日本に戻りたくない。日本で2度と働けると思えない、わかるっしょ?)
この「Do you know what I mean?」というセリフは、本当にイギリス人はよく言ってる気がします。
何かダラダラと長い話をしている合間に「話ついてきてる?」みたいなニュアンスでちょこちょこ入れてきます。
しかも結構早口で言うので、カタカナで表現すると「ジュノワラミン」ぐらい繋いだ感じです。
ネイティブぽく話せるように、「Do you know what I mean?」を早口で言えるようにたくさん練習しましょう(*^^*)
まとめ
以上、留学中に何かと役立ちそうなフレーズを紹介いたしましたが、「これは使えそう!」と思えていただけるものはありましたか。
意見交換の場で、黙っていたり、大した意見が言えないと、この人は意思のない人だと思われますので、スムーズに発言できるようにフレーズを言い慣らしておきましょう。
日本では反対意見を言うと、ちょっと雰囲気が悪くなったり、ネガティブにとらわれることが多いように感じますが、留学先ではどんなに意見が合わなくても、普段の友情にはなんの影響も起きませんのでご安心ください(^-^)