去年の10月にイギリスのパートナービザ(Unmarried Partner Visa)を申請し、想定以上に審査にかかる時間が長かったのですが、ついに先週ビザが降りたというメールが届き、数日後にはBRPカードもポストに届きました!
ビザに関する英語で書かれた情報に対して自分の解釈が正しいのかダブルチェックするために、日本語でイギリスのパートナービザに関する情報を調べても、検索結果に上がるのは配偶者ビザに関するものばかりであまり参考になりませんでした。
この記事では私がイギリスのビザ申請で困った経験と、その解決策を書いていきますので、パートナービザの情報収集に少しでも役に立てばいいなと思います。
パートナービザのみならず、ビザ申請全般の経験談としても何かしら参考になると思うので、他のビザ申請の方もよかったら最後まで読んでいただけたらうれしいです。
- 間違ったIHS番号を入力してしまった
- 「申請日より28日以内に発行されたもの」とはオンライン申請日から遡るのか指紋取りの日から遡るのか?
- A declaration by Ms XXX of the source(s) of the cash savingsって何?
- ビザ申請から8週間経っても結果が来ない
- おわりに
間違ったIHS番号を入力してしまった
*IHS番号とは:イギリスのビザ申請で健康保険代を支払った後にもらえる番号。病院や歯医者に行くときなどにこの番号を聞かれます。
オンライン申請の最後のほうで、ビザ申請料を支払ったあとに「IHS番号はありますか?」みたいな質問が出てきて、あまり考えずに今持ってるTier4ビザのIHS番号を記入しました。
しかし、IHS番号を記入した後に「Application Complete!(申請完了)」という画面が出てきて、そのままサードパーティのサイト(UKVCAS)で書類提出と指紋取りの予約をとってくださいという指示になり、
「あれ?IHS料金支払ってないんだけど・・・」と疑問に思い始めました。
よくよく考えたら、オンライン申請の最後に出てきたあの「IHS番号はありますか?」という質問に対してはNOを選択するべきだったんだと気付き、なんて紛らわしい質問の書き方しやがって!という怒りの気持ちを抑えながらネットでどうしたらいいかググったのです。
そしたら質問箱みたいなサイトで、他にもいっぱい同じミスをした方がいると気付き、妙にホッとしました。
回答者の中では以下のようなアドバイスがありました。
①印刷したオンライン申請フォームに書いてあるIHS番号を横線で消して、正しい番号に修正する。
②カバーレターにIHS番号を間違えた旨を伝える。
2020年10月現在は印刷した申請フォームを提出する必要がないので、①は参考にならず、②の方法をやってみることにしました。
さらには、指紋取りの日に、スタッフさんにも直接IHS番号を間違えた旨を伝えました。スタッフさん曰く、みんなよく間違いを起こすから大丈夫だよ、と。
ちなみに、彼氏に政府のお問い合わせ窓口にも電話して「オンライン申請で間違ったIHS番号を記入したけど、大丈夫か?」と聞いてもらいましたが、そのスタッフさんは「審査官によっては却下されるかもしれない」と言われました。
人の人生が大きく関わるビザなのに、審査官の気分次第でビザ申請却下される可能性があるとか、それっていいのかよ。。ってツッコミ入れたくなりました。
でも、政府の問い合わせ窓口はサードパーティーに任せてて、結構テキトーなことを言うというのをよく聞くので、あまり気にしないようにポジティブに考えることにしました。
結果、無事にビザが降りました!
これさえやっておけば100%ビザに影響がないという無責任なことが言えませんし、未だに政府のお問い合わせ窓口の人が言った「審査官によっては却下されるかもしれない」という一言が本当かどうかは知りませんけど、ビザに影響をきたす可能性を下げるためのアドバイスでしたら、以下の三つをご参考ください:
1、カバーレターにしっかり間違いの訂正を目立つように書く。
2、指紋取りの日にもスタッフさんに直接間違えた旨を伝える。
3、念に念を押して政府のお問い合わせ窓口にも電話して間違えた旨を伝える。
「申請日より28日以内に発行されたもの」とはオンライン申請日から遡るのか指紋取りの日から遡るのか?
もう一つちょっと理解できなかったところは、提出書類の中に
「evidence must be dated no earlier than 28 days before the date of application(申請日より28日以内に発行されたもの)」と指定された書類がいくつかあって、私の場合はオンライン申請は9月に終わらせ、その後から指紋取りの日(10月)まで1ヶ月間以上空いたので、「the date of application」は9月のオンライン申請日として認識していいのか、指紋取りの日として認識していいのか分かりませんでした。
例えば、財政証明として直近6ヶ月分の給与明細を提出する必要があるのですが、9月のオンライン申請日を「the date of application」として認識したら、3月から8月までの給与明細を提出することになります。もし、10月の指紋取りの日を「the date of application」として認識したら、4月から9月までの給与明細を提出することになります。
これに関してはググっても答えが見つからなかったので、めんどくさくなって3月から9月まで7ヶ月分の給与明細を提出することにしました。
なので、迷ったらどっちの場合もカバーできるように多めに提出すれば良いと思います。審査官からしたらうざいかもしれないけど、それでも足りなくなるよりは安心するので^^;
ちなみに政府のお問い合わせ窓口のスタッフさんは指紋取りの日から遡って28日以内であればOKと言っていました。
A declaration by Ms XXX of the source(s) of the cash savingsって何?
オンライン申請完了後にDLした提出書類チェックリストに、「A declaration by Ms XXX of the source(s) of the cash savings(私による貯蓄の源泉の表明?)」という項目があったのですが、今まで他の方のブログで見たことがなかったので、具体的にどんな書類なのか分からなくて困りました。
ググってみると、バンクステートメントに大額のお金を親族などから送られてきた形跡があると、自分でその説明をするレターと、その送金元の人に「Gift money」である旨をレターに書いてもらう必要があるそうです。
私の場合、貯金は全てイギリスで就職してからコツコツ貯めたものなので、そのまま「全て自分で給料から得たものです」というレターを作りました。
ご参考に私が書いたものをサンプルに載せますね:
彼氏の分の財政証明書類も提出したので、彼もほぼ同じ内容のレターを書いてもらいました。
ビザ申請から8週間経っても結果が来ない
パートナービザの結果は政府のサイトには最長8週間かかると書いてありますが、申請したあとに、「コロナウィルスの影響で普段よりも時間がかかる可能性がある」というメールを政府ホームオフィスからもらいました。
こんな状況の中、一時帰国も海外旅行にも行けるわけじゃないからと気長に待ってたのですが、去年10月最後の週に指紋取りに行ってから8週間以上経ってもやっぱり結果は返ってきませんでした。
コロナで色々と遅延が起きてるのはわかってるけど、遅延の原因が提出した書類に問題があるわけではないとだけでも知りたいと思い政府の問い合わせ窓口に電話して進捗を聞きました。
窓口の担当者は「責任者に確認してもらってからメールで状況を報告します」とのことでしたが、電話して2日後ぐらいに状況報告のメールかと思いきや、まさかの申請結果を知らせるメールが来ました。
電話してなかったらいつまでかかるつもりだったんだろうという思いつつも、家族もずっと気になってたビザが無事に降りてとりあえずホッとしました。
ちなみに私の友達はイギリスの配偶者ビザを申請したのですが、彼らの時も審査にかかる日数を過ぎても結果が来なくて、心配して窓口に電話をしたらすぐに結果を来たらしいです。
ちなみに審査にかかるMAXの日数を過ぎていない時に電話しても「もう少し待ってください」と言われるそうなので、電話をするなら政府のサイトに書かれてる審査にかかる最長の日数(パートナービザは8週間)が過ぎてからの方が効果的かもしれません。
おわりに
以上、私がイギリスのパートナー(Unmarried Partner)ビザ申請の手続きで困ったことと、その対策を書かせていただきました。
イギリス政府のビザ申請に関するルールは本当にコロコロよく変わるし、政府のサイトに書かれていることに対して自分の解釈で合ってるのかなとか不安も多いですが、この記事を読んで少しでも不安解消になればいいなと思います。
また、「私が申請した時はこんな問題が起きた!」という経験談がありましたら、今後の参考としてシェアしていただけたら嬉しいです。
では、皆さんのビザ申請が順調に通りますように♫