面倒そうなセルフカラーをイギリスで学生時代ぶりにやりました。
きっかけはというと、イギリスの美容院で流行りのベイヤージュにしてもらったのですが、ブリーチのあと全体的に明るい髪が増えたので余計に伸びた根元の黒髪が目立って、ヤンキーみたいになったのです。。
全体的にカラーを入れればよかったけど、すでにブリーチだけでも£100以上払ったのと、また美容院に長時間座るの疲れるから行く気になれなくて、自分で染めることにしました。
今日は私がやった方法とBefore & Afterの写真もつけながら説明していきたいと思いますので、どうぞ最後まで読んでください。
市販のカラー剤購入
イギリスのドラッグストア(BootsやSuperdrug)に行けば、セルフカラー用のカラー剤がこの写真のようにたくさん売られています。
個性的な色や、ブリーチ、トナーも揃っているので、自分でやろうと思えば全て可能です。
ネットで調べたらアジア人の髪の毛は色素が濃いから、理想の仕上がりの色よりも明るめの色を選んだほうがいいとわかったので、このロレアル・パリの7.3のやつにしました。
ロレアル・パリを選んだのはただ知ってるメーカーだからという理由だけです。なので、このメーカーの使ってよかったよ!という情報があったらぜひ教えてください(^-^)
染める準備
アレルギーテスト
48時間前に綿棒などで①のカラー剤を少しだけ取って、耳の後ろの首に少し塗ります。1円玉ぐらいの大きさで大丈夫だと思います。
48時間後、特にかゆみや赤みなど変な反応がない事を確認してから染めてください。
セルフカラーの作業場を考える
いよいよ染める準備に入ります。
カラー剤の匂いきつそうだから、換気扇がついてるトイレでやることにしました。鏡があるし、壁や地面にカラー剤が飛んでも掃除しやすい利点もあるので。
シェアハウスやホストファミリーと住んでる方はちゃんとみんなに許可をもらったり、自分の部屋でやるにしても、周りの家具、カーペットや壁にカラー剤が飛び散っても大丈夫なようにビニールなどでカバーしたほうがいいかもしれません。
ケープと服装
ケープは市販のでも良いけど、安く済ませたいからゴミ袋を切ってケープにして使いました。隙間からカラー剤が流れてこないように首にぴったりめに巻きました。
やり方伝わるかわからないけど、一応イラストを書きました:
服装は汚れても良いシャツを着るのはもはや常識だと思いますが、意外と足元にもカラー剤が散ったりしたので、汚れても良いズボンや靴下にするとなおさら良いかもしれません。
私はいっそのこと短いパンツに裸足でやりました。肌についたら擦り洗えば落ちるからと思って。肌が敏感な方は真似しないでください。。
顔まわりのケア
美容院でもやってくれるように、カラー剤がついても落としやすくするために、ヘアラインや耳にヴァセリンやリップバームなどを塗ります。
カラー剤を混ぜる
市販のカラー剤の箱を開けたらこんなツールたちが出てきます:
左から説明すると、
①Colourant Gel:いわゆるこれがカラー剤A。
②Developer Cream:Aと混ぜるカラー剤B。このボトルを使って塗っていく。
③High Shine Conditioner:最後に髪を流した後に使うアフターケア用のコンディショナー。
④Colour Extender:これは多分このシリーズのカラー剤の特徴アイテムだと思うけど、3週間ごとに髪に塗ってやるとカラーが長持ちするというもの。正直ずっと面倒臭くて使っていない^^;
⑤High Quolity Gloves:この手袋をはめて作業していく。
まずは⑤の黒い手袋をはめて、①Colourant Gelを②Developer Creamの白いボトルに流し込みます。
ボトルのキャップをきちんと閉めたら、勢いよくボトルを振ります。
30秒ぐらいかな?ある程度混ざったなと思ったらすぐに白いボトルの尖ってる先っちょを折り曲げて取る。
私の場合うまく取れなかったから、カラー剤が飛び出ないようにハサミで少しずつ先っちょを切りました。
染めていく過程
いよいよ髪の毛に作ったカラー剤を先に根元から毛先までの順に塗っていきます。
私みたいに髪の毛の量が多い方は事前に髪の毛を4束ぐらいに分けてヘアゴムやヘアクリップで留めておいて、塗る時だけ解いて、塗り終わったらまた束ねておくと、他の束を塗ってる時に邪魔にならなくてやりやすいです。
塗り終わったらしっかりカラー剤が全ての髪に行き届くように、両手でさらに髪の毛をマッサージするように揉み込みます。
放置過程
ネットで調べると、放置するときはシャワーキャップがあったら被っておくとなおさら良いみたいです。あと、このロレアル・パリのカラー剤は垂れやすいみたいで、垂れてこないようにするためにもシャワーキャップを被った方が良いですね。
ちなみに私はスーパーのビニール袋で代用しました。(袋を逆さまにして頭に被せて、取っ手を首の後ろできつめに結んで。)
放置時間も、ネットで調べると地毛が黒髪のアジア人は説明書に書かれている放置時間よりも2倍ぐらい長く放置した方がいいみたいで、私が使ったカラー剤の説明書には「20分」と書いてあったのですが、テレビ見てたら気づいたら1時間近く放置しました(^^;)
それでも金髪にならなかったので、20分で書かれてたら少なくとも40分はおいた方が良いかもしれません。40分経ったら5分ごとに鏡でちゃんと染めてるかチェックしつつ、洗い流すタイミングを見計らった方が良いです。
放置中は真っ先に肌についたカラー剤を濡れたタオルなどで拭き取ってくださいね。乾いちゃって取れにくいところはクレンジングシートとかでふき取ると落ちやすいです。
あとはこのタイミングで散らかした作業場のお片づけもできます。
ちなみに余ったカラー剤は放置するとガスが発生してボトルが爆発するので、「カラー剤 捨て方」などでググって、処理方法をちゃんと考えた方が良いかもしれません。
洗い流し過程
洗い流す時はまず一回髪全体を濡らし、一旦シャワーを止めて軽く髪の毛全体を優しくマッサージします。
マッサージ後、今度はしっかりとシャワーで髪の毛に残ったカラー剤を流します。排水口に流れていく水が透明になってきたら綺麗に流せたサインなので、仕上げに③High Shine Conditionerを髪全体につけます。
全体に行き渡るように少しマッサージし、大体2分以上置いたら洗い流します。
Before & After
カラー前とカラー後の比較のために写真を撮りました。カラー剤の色を選ぶ時や放置時間の目安などになれば良いなと。
Before
髪の毛を持ち上げると、中の黒い根元がすごく伸びてるとわかります。
ヘアゴムで縛ってたので変な跡がついていますが、ブリーチした下の部分と比べると上の方がすごく黒く見えて、コントラストが強すぎるからもっと綺麗なグラデーションになって欲しいという思いを込めて、セルフカラーに挑む。
After
髪の毛を持ち上げても、黒いムラもなく意外と綺麗に染められて軽く感動した。
上の部分もブリーチした髪の毛も良い感じに馴染んだ。脱ヤンキー頭!
そしてコンディショナーのおかげなのか、カラーする前よりサラサラツヤツヤにもなった(*^^*)
失敗しないためのコツのおさらい
放置時間は様子見ながら置く
色素が濃いアジア人の髪の毛はイギリスで売ってるカラー剤だと色付きにくいらしいので、説明書に20分と書いてあったらまず40分ぐらい置いて、そこから染め具合をチェックしながら洗い流すタイミングを見計らう。
量が多いミディアムや、ロングなら二箱買う
毛の量が多くてロングな私は1本半使いました。毛の量が少なくて、ミディアムぐらいだったら1本で足りると思います。
余った薬剤は「カラー剤 捨て方」などで処理方法を調べて、きちんと処理した方が良いです。
市販の道具を活用する
専用のブラシを使った方がまんべんなく塗れるし、ケープやらシャワーキャップを用意するのが面倒だったら、市販のこういうセルフカラーキットも初心者には良いかもしれません。
カラー前に髪の毛を濡らす
初めてカラーする人や3ヶ月以上カラーしてない人は、カラー剤を塗る前に一度髪の毛を濡らしてからやった方が良いと説明書に書かれていました。
私は最後にカラーしたの6ヶ月前だったので一応濡らしました。水が垂れないように軽くタオルドライしました。
シャンプーはできれば1日以上置いてから
これは美容院でカラーしてもらう時もアドバイスされると思いますが、カラーがまだ定着していないからすぐにシャンプーすると色が落ちやすくなります。
不安だったら一度お試しする
放置時間の目安も、色の選択もどーーしても不安だったら、一度目立たないところの髪の毛で試したり、それでもやりづらかったら少し髪の毛をゴムで縛ってからその束を切り取って、試しに切り取った束を染めてみるのも良い失敗防止の策の一つです。
後者は実際にイギリスの美容院でブリーチしてもらった時に、美容師さんがやった確認方法です(^-^)
おわりに
以上、私のイギリスでセルフカラーした時の体験に基づいて、セルフカラーの方法について書かせていただきました。
ずっと面倒だと思ってたセルフカラーですが、いざやってみると以外にも綺麗に染められてびっくりしました。
きっとやればやるほど手つきも上手くなってくると思うので、これからも節約&対人恐怖症のためにもっとセルフカラーしてみようかな。
イギリスで買ったおすすめカラー剤があったらぜひ教えてください♫