こんにちは!ベアです。
前回の投稿から3ヶ月も経過してしまいましたが、元気に過ごしております。イギリスのコロナの現状は前回の投稿した3月と比べるとだいぶ良くなってきました。
あの時はまだロックダウン真っ只中で、スーパーとお持ち帰りができるレストランぐらいしかお店が空いていなかったのですが、今は全てのお店(アミューズメント施設、ジムなども)が再開し、屋内で他の世帯と食事もできるようになりました。
今日はですが、私がずっと書きたかった「おすすめの英語の勉強方法」の第一弾として、英単語の勉強法についてお伝えしたいと思い、パソコンを開きました。
英語の文章を読んでいて、知らない英単語が多すぎてやる気をなくしてしまったり、いくら英単語を覚えようとしてもなかなか上達しなかったりなど、英語力が伸び悩んでいませんか?今回は、そういう方のために英語の勉強歴が長い私が最も効果的だと思った英単語の学習方法を紹介していきますので、是非最後まで読んでいただき、参考にしていただけたら嬉しいです。
よくある効率悪い・間違った勉強法
まずは英語学習者の初心者がよくやりがちな間違った勉強法について話します。自分がやっている英語の勉強の仕方を見直す機会に、参考してもらえたらいいなと思います。
単語帳を作る
まず最初に私が効率悪い勉強法だと思ったのは、たくさんの学習者がよくやっている「単語帳作り」です。じつは私も昔はよく英語の文章を読み、わからない単語を一つずつ日本語の意味を調べ、リストアップしていました。
英単語がずらり並ぶページを見ると、なんだかたくさん勉強した気になれますよね。自分がわからない単語を一つのノートにまとめた妙な達成感に満足できるから、単語帳を続けてる人も多いのではないかと思います。
でも、私の経験からすると、実際に会話の中やライティングで使えるほど学習できるようになるには、単語帳に英単語をリストアップしただけでは無理なのです。そして、単語帳にリストアップした単語が仮に100個あったら、この100個全部が実際に使う機会があるとも限りません。
ずらりと単語とその意味が書かれたノートは面白味もないので、私の場合、そもそも自分の単語帳を作った後に見返すことすらもあまりありませんでした。面白くないことは続かないんだと学びました。
たしかに学生の時はテストのために英単語を暗記する必要があったから単語帳が役に立ったかもしれませんが、テストではなく日常的にペラペラ英語を話せるようになりたいのが目標でしたら、貴重な時間を単語帳作りに費やすなら、他のもっと効果的な勉強法に費やすべきだと思います。
一気にたくさん覚えようとする
上記で単語帳作りについて書いたことと被ってしまいますが、目に付く全てのわからないの単語を覚えようとするのはとても効率が悪いです。
英語の文章を読んで、分からない単語が50個出てきたら、その50個全部の意味を調べていませんか?しかし、よく考えると、現実的にはその50個の単語の中で、実際に使う可能性があるものはそんなにないのです。
人生で使うことがほとんどない単語を覚えたとしても、使うことがないうちにいつの間にか記憶力から消えることになるので、暗記に使った時間が無駄になってしまいます。
英語のニュースを読む(初心者)
英語のニュースを読んで、世界で起きてることを理解しようとするのはとてもいいことですが、英語初心者にとって難しすぎる内容多いし、内容の半分も理解できないと楽しくもないし、楽しくないと長続きもしないのです。
私は今まで結構学校にニュースや新聞を読むことを勧められ、頭の中では英語の勉強に良いってわかっていても、やっぱり当時の自分の英語力で読んでも理解できない部分が多すぎて全然続きませんでした。
英語力がだいぶ上がった今は英語のニュースを読んでいると、分からない単語はたまにしか出てこなくなり、単語の前後の文脈でなんとなくその単語の意味合いを当てられるようになりました。
私の経験から言うと、単語力がまだ足りないうちは、自分が半分も理解できないような文章を読もうとするのはやめた方がいいと思います。その代わりに、自分のレベルにあった読み物や、興味があることから単語力を高めていったほうがずっと効率的です。
確実に英単語を覚える方法
では、ここからは実際に私が実践して最も英語力を身につけられた勉強法を紹介していきたいと思います。やっぱり人それぞれ違うので、すべての人に合う勉強法じゃないかもしれませんが、自分の勉強法がうまくいかない時にでも試していただければいいなと思います。
脱・日本語訳
これは英語教師みーんな口を揃えて言うほど大事なのですが、まずは日本語の直訳から覚えるのをやめることです。
私が通ったイギリスの語学学校でも英英辞書を使うことを推薦されていました。
日本語の直訳から覚えると、その単語を使うたび頭の中で日本語を浮かべてから英語にして口に出すので、スラスラ自然に話せるようになるのはやっぱりいちいち日本語でどう言う意味だっけ?と考えるはやめた方がいいです。
単語の意味を日本語で暗記できたとしても、使わないうちに忘れますし、単語「だけ」を知っていても意味がないので、できれば他の人に単語の意味を英語で説明できるようになれるほど理解を深めることです。
感覚的に、自分が英語圏で生まれた子供になったつもりで「外国語を学ぶ」のではなく、「言葉を学ぶ」感覚で学ぶべきだと思います。
例えば、子供はわからない難しい単語を目にしたら大人にどういう意味か聞きますよね?そうすると、大人はその単語の意味をわかりやすい例えや、似た単語をいくつかあげたりして説明してあげると思いますが、英語の勉強でもこんな風に日本語の直訳をすぐ調べるのではなく、まずは英語で解釈されている内容(例文や同義語、対義語など)から理解してみてください。
そうすると、その単語の本当の意味合いや、日本語に訳せない微妙なニュアンスも理解できるようになれると思います。Momeriseするのではなく、learn by heartしてください。
ネットで無料で使えるおすすめ辞書:
この辞書は、各単語のイギリス発音とアメリカ発音の両方を聴けてめっちゃいいです。
自分にとって役立つ単語を優先的に勉強する
語彙力が思うようにあがらないのは、覚えようとする単語たちが繰り返し生活の中で使われる、かつ、理解する必要があるレベルまで達していないからだと思います。
手書きで文字を書く時に、昔は書けてた漢字なのに書き方わかんなくなったことありますよね?人間の脳は、頻繁に使わないものからどんどん記憶から消していくようにできているのです。
もし、単語を覚えられないことに悩んでいるのでしたら、まずはどうでもいい単語を読み飛ばし、自分が本当に理解する欲が湧く単語から意味を覚えていくことにしてみましょう。
例えば、自分の好きな海外ドラマや、好きな本の中で何度も出てくる単語は気になってきたとして、その時にその単語の意味を調べると、不思議と自ら努力しなくてもしれっと記憶に残りやすくなります。
さらに、英語の文章を読んでいて、わからない単語が出てきたとします。その単語の前後の文脈でなんとなく理解できるのでしたら、わざわざ単語Aの意味を調べなくてもいいと思います。しかし、もしその単語がその後の文章でも繰り返し何度も出きて、やっぱりどういう意味なのか気になるな〜!となったらその時にやっと単語の意味を調べ始めれば十分だと思います。なんとなく文章を理解できれば、なんでもすべての単語を理解する必要はないってことです。
好きなことから学ぶ
勉強自体がつまんないと続けるのも大変ですし、覚えた単語を使う機会もないから上達も難しくなるのですが、そんな時は好きなことから英語の勉強につながることを始めてみるといいかもしれません。
例えば、映画と海外ドラマが好きな方なら、好きな映画や海外ドラマを見つけて日本語の字幕なしで観るようにしたり、海外の役者さんのSNSをたくさんフォローして、彼らの投稿内容を読むのを習慣づけたりすることができます。
全く字幕なしで見るのが難しかったら、英語字幕付きで観るのもいいと思います。
それでも映画やドラマの内容がわかりづらかったら、わかりやすく解説してくれるYouTube動画もたくさんあるので、さらにそれを観るのも楽しいと思います。YouTube動画は自動字幕を表示できたり、話すスピードの調整もできるので、英語の勉強に特に活用しやすいと思います!
私はコスメと手帳や文房具が好きなので、海外のインフルエンサーさんのYouTube動画をひたすら観たり、SNSでフォローしたりしてます。
彼らの投稿もですが、コメント欄すらも「ほぅ〜この単語(またはフレーズ)使えそう」と思えるものが多くて、自分が興味が湧く内容ばかりなので、つまらない英字ニュースや活字だらけの洋書を読むよりも楽しく続けられるかと思います。
できれば新しく学んだフレーズや単語を使ってコメントしたり、自分のSNSの投稿に使ったりすると、尚更記憶に残りやすくなります!恥ずかしければ、メモ帳に新しく学んだフレーズや単語を使って自分が思ってることを書いてみるのもいいと思います。
人間の脳の中にある記憶を管理する神経と、感情を管理する神経は深くつながっているため、強い感情を抱いた出来事や情報ほど記憶に残りやすいです。トラウマな出来事はいつまでも記憶に鮮明に残ってるのがいい例ですね。逆に、3日前に食べた夕飯の内容をすぐに思い出せないのも、どうでもいいとか、つまんない出来事だから記憶に残りにくいのです。
なので、この脳の働きを利用して、自分がときめいたり、もっと知りたいという欲が湧くような情報を通して単語を覚えると、より一層単語が記憶に残りやすくなります。
さらに、英語の本やニュースはまとまった時間に集中して読む必要があるけど、YouTube動画やSNSの短い文章ならちょっとした隙間時間あれば十分なのも継続しやすさに繋がりますよね。
自分の趣味に関することを読んだり、聞いたりしているだけで、英語の勉強を意識しすぎずに、知らずのうちに英語のインプットを増やすことができるので、本当に試してほしいです。机に向かってやるような勉強よりもずっと楽ですよ。
英語のポッドキャストを聴くのもおすすめです!
効果的なアウトプットの仕方
英単語を覚えると言っても英単語「だけ」を覚えても全く使えるようになりません。辞書で意味を調べるときに、その単語と一緒に使われる構文がどんなものなのか、活用形がどんなのがあるのかもよく考え、できればコロケーションのマインドマップを作ったり、自分に関する文章を書いてみたりすると更に効果的です。
コロケーション(collocation)とは、言葉の中で慣用的に併用される定番の組み合わせです。コロケーション単位で言い回しを身につけられると、違和感のない自然な表現、こなれた表現、流暢な表現をモノにできます。
コロケーションに含まれる範囲は広く、take place のように熟語・連語として扱われる例もあれば、watch TV のように熟語とは言いにくい例も含みます。
例えば「keep」という単語があります。
この単語なら「keep calm」「keep on」「keep safe」「keep up」「keep a secret」「keep in mind」などコロケーションが考えられますよね。マインドマップにしてみるとこんな感じになります:
最初は「keep」から考えられるコロケーションをなるべくたくさん書き、さらにそれぞれのコロケーションから考えられる例文も書いてみましょう。
このマインドマップでは「keep
away」というコロケーションから「keep the kids away from the internet」というフレーズが考えられました。
さらに、「keep up」というコロケーションからは、「keep up the good work」というフレーズが考えられました。
もちろん、コロケーションも例文も自分では何も思いつかなくても全然大丈夫です。むしろ新しい単語を覚えようとしているので、何も思いつかないのは当たり前です。そういう時はコロケーションだったら「(単語) collocations」とググったり、例文なら「(コロケーション) meaning 」などでググったりして、マインドマップを完成させればいいと思います。
さらにここからが一番重要なのですが、マインドマップを作りっぱなしにしてると単語帳作りみたくあまり効果が出ません。このマインドマップで学んだコロケーションや文章を忘れないためにはすぐにたくさんアウトプットする機会を作る必要があります。
英語環境にいるのでしたら、忘れないうちに会話でなるべくたくさん使ってみましょう。英語を話す相手がいなかったら、一番簡単な方法はなるべくたくさん書き出すのも効果的です。できるだけ自分と関連するような内容の方が記憶に残りやすいので、英語日記の内容に含めてもいいし、SNSなどで早速使ってもいいですよね。
おわりに
以上、私の「おすすめの英語の勉強方法」の第一弾として効果的な英単語の勉強法について書かせていただきました。
今回紹介した勉強法の中で試してみようと思ったものはありましたか?また、この他にもおすすめしたい勉強法がありましたぜひコメント欄にてシェアしてもらえたらうれしいです!
英語の勉強について書いてほしい内容のリクエストもお気軽にどうぞ。