アラサー女子プログラマの海外移住ログ

イギリスに語学留学したきっかけで海外移住に興味が沸き、5年の努力の末イギリスでプログラマとして就職する夢を叶いました。

コロナウィルス第二波襲撃中の現在のイギリスの様子と変化

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ヨーロッパで一番コロナウィルスによる死者を出したイギリスですが、6月以降一旦落ち着いてきたものの、グラフをご覧の通り、現在まさしく第二派に突入しました。

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日本ではどれほどイギリスの状況が報道されているか分かりませんが、今日は現地で体感しているイギリスの状況と、コロナウィルスによって起きた変化などを紹介していきたいと思いますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

ヨーロッパ全体に押し寄せているセカンド・ウェーブ

イギリス以外のヨーロッパの国の感染者数グラフを見てると、イタリアやフランス、スペインなど思い当たるほとんどの国も数字が右肩上がりになっていて、落ち着いてきたアジアとのこの差は一体なに!?とつっこみたくなります。

 

イギリスは今年の夏は例年よりも暖かくて快適な日が多かった上に、7月からパブが再開し、さらに8月中は「Eat Out to Help Out」(月〜水曜日に食事代が50%オフになる)キャンペーンもあったため、みんなあたかも通常に戻ったかのように複数で集まってました。

守らなきゃいけなかったルールも、

・他人と2メートル離れる

・スーパーなど屋内のお店に行くときにマスクをつける

ぐらいだった気がします。

 

ヨーロピアンが生きがいにしてる夏の海外旅行に関しては、行き先によっては帰国後2週間隔離生活を送る必要が急に出たりしてて混乱を招いてましたが、ほとんどの人はステイケーション(国内でバケーション)してたと思います。

 

気温が30度を超えた日はこのように、海辺がどんでもないことになって、ニュースでも「ソーシャルディスタンシングになってない」と批判が出ていました:

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 ↑私が語学留学してたブライトンですw

 

そして、「まだ早い」と反対の声がたくさん上がったにもかかわらず、9月からは学校も全て再開し、私の彼氏も学校の先生なので、自宅勤務から現場に復活しました。

 

このように、経済の復活と子供たちに学校生活を経験させるのを優先的に考えた結果、少しずつ感染者数が上昇し、みるみるうちに毎週2倍ずつ感染者数が増えていき、現在のイギリスは1日に1万人以上もが感染する事態になってしまいました。

 

 

 

学校で自己隔離命令が続出

私の彼氏の学校でもちょこちょこと感染した生徒が出てきて、その生徒と接したことがある人たちは自己隔離を指示され、中には進路に関わる大事な試験を受けられなくなった子もいて、本当に気の毒でした。

 

彼氏によると、現場では生徒と距離を取るようにしているとは言ってましたが、正直それだけでは不安です。先生たちに対してマスクをつけるルールはないみたいだし、年齢が若い子供たちは距離を取るが難しいだろうし、「学校で感染者が出た」と聞くたびに驚きもしなくなりました。

 

イギリスの気温も冬並みに寒くなってきたので、これからも教室の窓を開けながら授業を受けなきゃいけないなんて逆に風邪を引きそうだけど、もう考えてるだけで不安でしょうがないです。

ちなみに数日前にニュースで見ましたが、現在100万人もの生徒が自己隔離中だそうです。しかし、政府の意思はなるべく閉校はしたくないらしく、重症化する可能性が低い若い子たちにわざと感染させているような感じがしてきます。。

 

ニュースでは、「自分の子供のクラスに感染者が出たから2週間自宅隔離し、学校に戻ったらすぐにまた別の子が感染し、また2週間自宅隔離になって、もう訳わかんない!」と保護者が嘆いていました。

 

寮から出れなくなった学生続出

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(画像:Covid: Manchester Metropolitan students 'feel completely neglected' - BBC News

イギリスの学校は9月始まりなのですが、大学といえば「パーティー!」なイギリスの大学生の間でも当たり前のように感染者が続出しており、自己隔離中で大学構内の寮に泊まってる学生たちは親に食べ物を届けてもらったり、ネットで注文したりしてるらしいです。

 

ホームシックもあるだろうし、楽しいはずの大学生活がこんな状況になってしまうなんて精神的に辛いんだろうなと、同情が止まりません。大学なんてそこでできた友人との交流が一番楽しいのに、それができないなんて何を楽しみに勉強を頑張ればいいんだろう(^^;)

 

しかも、ほとんどオンライン授業なのに、全額の学費を支払うのもちょっと納得がいかないですね。もし、私がイギリスの大学生だったらギャップイヤー(一年間休学)制度を利用して一年間他にやりたいことを考えるかもしれません。

 

 

 

ソーシェルディスタンス:2メートル

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テレビ番組のインタビューの場面ですっかり馴染みになってきた長いマイク(笑)

他人と2メートル離れるルールはずっと続いていて、街を歩いてもみんな極力他人から離れて歩くように気を配っていて非常にありがたいです。

 

ほとんどのレジや銀行などのカウンターでは客とスタッフの間に透明の仕切りもつけられていて、列に並ぶところは地面にマークも貼り付けられています:

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お買い物のNew Normal

7月からパブが再開したころからデパートや小売のお店たちも再開し始め、お客さんが安全に買い物できるように色々制度が導入されていました。

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One-way制度

普段出入り口として使ってるエントランスを半分に仕切って、出る人と入る人を別々に分けて、人通りを規制していました。

 

店内人数を規制

たまに狭いお店では同時に入れるお客さんの数を制限して営業するところもありました。

 

入り口にクリーニングステーション

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どのお店にも消毒ジェルやスプレーが入り口においてあります。

たまに消毒を促す見張り番のスタッフもいて、消毒せずに入ると「必ず消毒してください」って怒られますが、違うお店に行くと「どっちでもいいよ〜」というスタッフさんもいて、消毒に関する厳しさはお店によってバラバラです(笑)

 

試着不可

服屋さんでの試着室の利用もできなくなっています。

サイズ感はブランドによって全然違うから、いつも私は試着してからじゃないと買う勇気がなかったのですが、イギリスでは返品交換は結構みんな気軽にたくさんしてるので、私も気にせずにサイズ違いを買って、あとで合わなかった方を返品するようにしてます。

 

マスク着用

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飲食を提供するところ以外のお店に入る時や、交通機関を利用する時は必ずマスクをつけるようになりました。

 

マスク着用に関しては、「ウィルスの感染を防止できる科学的証拠がない」という理由で政府も、イギリス人もたちもしばらく反対していて、マスク着用は逆によくないという情報までテレビで流れていました。

ロックダウン真っ只中でもマスクをつけてる人がアジア人ぐらいしか見かけなかったのですが、コロナ感染一次ピークが過ぎてからなぜかやっとイギリス政府がマスク着用を促すようになりました。

 

「It's better than not doing anything. We should do as much as we can to control the virus.(何もつけないよりは良い。ウィルスをコントロールするためにできる限りのことをするべき。)」と、とある政治家がテレビで言っていました。

 

 

 

テレビ番組もリモートワーク

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トークショーや、ニュースと見てると、通常の時と違って、出演者の一部だけがスタジオにいて、その残りの出演者は家からリモートで登場してます。

 

BBCの国会中継を見ていても、席には少ししか政治家がいなく、残りの人たちはみんな家からZoomで参加してます。普通に首相に質問したり、討論したりしていたので、これがデジタル時代のニュー・ノーマルか〜と感心しました。

わざとなのか、背景に立派な本棚が写ってる政治家が多いことに気づきました(笑)

 

もし、インターネットがなかった時代にパンデミックが起きたら、きっともっと不便がたくさんあったんだろうなと思いました。ほんと、インターネットは偉大です。


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少し話がズレますが、7月17日国際絵文字の日にニコちゃんマークがイギリスの国会議事堂(ウエストミンスター宮殿)に現れてました。

パンデミック真っ只中それぞれ辛い思いをしている国民を励ますためのニコちゃんらしい。マスクをつけてたら更によかったかもと、思ってしまった(^-^)

 

ロンドンの地下鉄の状況

3月末にイギリスがロックダウンになってから初めてロンドンに行ったのは8月でした。

Eat Out to Help Outキャンペーンにあやかって、普段高くてあまり外食しにいけないロンドンのレストランにご飯を食べに行きました。

 

ロンドンの地下鉄は古くて空気が悪いと有名なので、乗るまでは非常に不安でしたが、普段よりは人が少なかった分、他人と距離も取りやすかったです。普通の電車も乗りましたが、もっとガラガラでした。

 

ロンドンの駅にもクリーニングステーションが設置してありました。つり革を触った後も安心です。
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地下のホームに続くエスカレーター横にある広告もパンデミックバージョンになってました。

「移動前と移動後は手を洗いましょう」や「必ずマスクをつけてください」などのメッセージが表示されています:
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エスカレーターに乗る時は「6つ階段を開けて乗るように」というルールも掲示されてました。

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(画像:Social distancing measures in place as Transport for London increases services | Urban news | Railway Gazette International

 

普段なら観光客とイギリス人でいっぱいになってるロンドンの中心部は、ものすごく人が少なかったです。私は混んでる場所が苦手なので、気持ちよくロンドンを練り歩くことができてむしろ楽しかったです(^-^)


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ちなみに・・・現在再開してる無料見学できるロンドンの美術館や博物館は、事前に予約しないと当日は入れませんが、逆に人数制限があるから混んでる普段よりはじっくり楽しめられるチャンスかもしれません。

 

 

 

パニック買い

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日本でも起きたトイレットペーパーや食品のパニック買いですが、イギリスで第二波に突入する直前にまた起きました(笑)幸い、今回なくなったのはトイレットペーパーだけでした。

1回目で何も学んでこなかったのか、パニック買いが起きてるという噂を聞いて心配でパニック買いしたのか詳しい原因は分かりませんが、現在近所のスーパーではトイレットペーパーの在庫が徐々に戻ってきたのでホッとしました。

 

失業者続出

イギリスの景気はものすごく悪くなってしまい、大企業からも失業者が大量出ています。

政府からは今年の4月から一時休職指示を出された従業員には給与の80%を補助してきましたが、そんな補助も今月10月で終了します。

新しく発表された政府の補助スキームは、そもそも仕事がない&収入はほとんどない業界に関してはあまり助けにならないので、今月から失業者が続出しています。

特にまだまだ100%運営ができない旅行業界、ホスピタリティ業界、舞台や映画などの業界はコロナ後たくさん会社がつぶれないか心配です。

 

Tier別規制システム

今のところ国全体のロックダウンは実施されていないけど、特に感染率が高い北の方はピンポイントでローカルロックダウンが実施されています。

しかし、規制がかかる地域が増えるにつれ、どの地域がどんな規制があるのかだんだん分かりにくくなってきたため、一昨日からイギリス政府は地域別の規制レベルを三段階に分けるようになりました。

 

この制度の対象はイングランドのみで、北アイルランド、スコットランド、ウェールズは含まれません。

 

「Tier1」とされてる地域:

・6人までなら屋内で集まってもOK

・パブとレストランは夜10時まで営業してOK。

 

「Tier2」とされる地域:

・自分と同じ家に住む人以外とは屋内で会ってはいけない

・屋内なら6人まで集まってOK

・パブとレストランは夜10時まで営業してOK

 

「Tier3」とされてる地域は最も感染率が高く、規制は下記の通り:

・屋内、屋外関係なく同じ家に住む人以外とはレストランやパブで会ってはいけない(家のガーデンも含まれる)

・公園など公共スペースでは6人までなら集まってOK

・食事を提供していないパブとバーは休業

 

昨日までイングランドの大半は「Tier1」でしたが、今朝ニュースを見たら、今週末から「Tier1」から「Tier2」に進行される地域が増えると報道されてました。

ロンドンも含め、私が住んでいるエセックスも今週末から「Tier2」になり、友達と屋外で会えなくなりました。

それでも会いたい時は、公園やレストランのテラス席で寒さをしのぎながら会わなきゃいけません(笑)イギリスはご存知の通り、冬の間は毎日雨が一日中降ったり止んだりしているので、結局もうZoomで会えばいいやってなりそうです(^^;)

 

 

 

おわりに

以上、第二波真っ只中のイギリスの現在の状況をレポートさせていただきましたが、いかがでしたか?

まさかこんなにイギリスでコロナ禍が長引くとは予想もしなかったのですが、個人の自由が尊重される国ほど、ウィルスを抑えるのも難しいんでしょうか。とにかく、ほぼ通常の生活にもどりつつあるアジアの国々が羨ましいです。

同じく第二波に襲撃されてる地域に住んでいる方、体に気をつけつつ頑張りましょうね。