今日は、いつものブログの内容とはちょっと違う話になってしまいますが、私のブログを読んでいる方も関係があると思ったので、スキミング被害と対策を詳しく書くことにしました。
幸いなことに、私がスキミング被害に遭った口座は留学資金(大学の学費と生活費)を入れた口座ではなかったのですが、最悪なことにならないためにビザ申請のために一つの口座に留学資金をまとめてる方に特に知って欲しいです。
もちろん、これから留学を予定している方ではなく、よく海外に行かれる方もぜひ読んでいただきたいので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
被害を発見した成り行き
今朝、メールボックスを一つずつ確認していた所、新生銀行からの「海外ATMから出金がありました」がタイトルのメールがズラリ一面に!
心当たりがなかったので、すぐさま被害に遭ったと気付き心拍数が一気に上がりましたが、銀行を装ったスパムメールの可能性もあるので、ここは冷静に今まで新生銀行からのメールのアドレスと一致している事を確認し、本物のメールである事が確定された。。
メールの中には「心当たりがない場合はすぐにこちらに電話」と書かれていたので、すぐに電話し、被害報告しました。
電話の内容は、カードをと元に持ちながら色々と答えていき、とりあえず現在のカードはもう使えないので新しいカードを送ってもらう手続きや、暗証番号の変更をしました。
被害補償で、おそらく全額を補償してもらう予定ですが、「調査が必要のため、調査後にまたご連絡」とのことで、今は連絡待ちの状態です。
(本当に返してもらえたら、ここに追記しますね)
【追記】全額を補償してもらえました!
詳しい成り行きを記事にまとめましたので、よかったらご覧ください:
そもそもスキミング被害とは
まずは私が今回、勝手に海外ATMから引き落とされた被害ですが、スキミング被害と言います。
スキミング(英語: Skimming)とは、カード犯罪で多く使われる手口の一つで、磁気ストライプカードに書き込まれている情報を抜き出し、全く同じ情報を持つクローンカードを複製する犯罪である。
簡単に言い直すと、銀行のキャッシュカードやクレジットの情報をこっそりスキャンして、口座番号などの情報を盗み取られることです。
細かくどんなものがあるのか、写真付きで親切に書いてくれてるブログがあるので、興味があればそちらでご確認ください:
【保存版】スキミング手口写真40枚とその防止対策 | 国際キャッシュカード比較
しかし、ここで不安になる前に教えたいのは、キャッシュカードやクレジットカードの情報を盗み取られても、犯人が暗証番号を知らなければ、勝手にお金を盗られる可能性は極めて低いということです。
どういう時が危ないのか
では、どういう時に被害に遭うのでしょうか。
ATMを利用する時
スキミング装置が設置されたATMには、セットで暗証番号を入れる手を録画する隠しカメラも設置されています。
私が今回の被害に遭ったのも、旅行先のATMから現金を下ろそうとした時に、暗証番号を入れる時に手でよく隠さなかったのが原因だと考えられます。
また、一度カード挿入口に入れたカードが戻ってこないように細工されていたり、暗証番号を入れるキーボードの上に偽物キーボードをかぶせる細工まで存在しているみたいで、思わぬところで情報が盗まれる可能性があるので、本当に怖いですね。。
日本では、この手の犯罪が少ないと思われがちですが、少し前に都内のセブン銀行のATMにスキミング装置つけられた事件がありました。
興味がある方は、この事件に対してセブン銀行が発表したPDFをご覧ください:
セブン銀行【PDF】当社ATMでのキャッシュカードやクレジットカード情報の不正取得被害(スキミング被害)について
クレジットカードで支払う時
お店やレストランでクレジットカード支払いをする時も同じく、カードを読み取る機械にスキミング装置を取り付けられている可能性があります。
カードを預かった店員さんが実は犯罪者だった場合、そのままスキミング装置に入れられることなんかもあるそうです。
スキミング対策
それではあらゆる手口で行われるスキミング被害に遭わないためには、何を気をつけたらいいでしょうか。
私が調べた限り、以下の対策がありました。
暗証番号を入力するときは大げさなぐらい手でカバーする
本当に大げさに隠すぐらい用心したほうがいいです。
ATMに取り付けられた隠しカメラはとても小さいものまであるので、もちろん周りの人の盗み見にも気を付けつつ、どの方向からも録画されないように、キーボードをしっかりカバーしながら暗証番号を入れましょう。
レストランでクレジットカード会計するときも、周りだけじゃなく、店員さんにも絶対に暗証番号を見られないようにしましょう。
カード会社の連絡先をあらかじめ把握しておく
ATMにカードを入れたあとに、そのままカードが戻ってこない被害に遭われたら、すぐにカード会社や銀行に連絡できるように、あらかじめ電話番号などを把握しておくといいです。
また、ちょっとでもスキミングされたかもと思われたら、すぐにカードの利用を停止する手続きをするようにしたほうがいいです!
そのためにも、すぐにカード会社や銀行に電話できるように、番号を把握しておきましょう。
取引後にメールが届くように設定
クレジットカード、デビットカード、キャッシュカードでの取引通知を設定できる場合は必ずしてください。
特に今はスキミング被害じゃなくても、パソコンに侵入したウィルスによってネットバンキング情報が流出される可能性もあるので、その対策としても利用通知メールは必ず受け取るようにしてください。
ここで被害を経験した者として特にアドバイスしたいのは、通知が届くメールアドレスは必ずよく確認するメインで使ってるメールアドレスに設定し、携帯画面に通知が表示される設定もONにすることです。
私は利用通知メールが届く先をサブ用のメールアドレスにしていて、メルマガがたくさん届いていたので、気が向いた時に見ればいいやとメールアプリの通知機能を「OFF」にしていました。
そのため、昨日の夕方に引き落としを何度も立て続けにされていたにも関わらず、今日の昼にたまたまメールボックスを開いた時にやっと被害に気づいたのです。
たまたま私が今日メールボックスを確認しなかったら、もっと先までずっと気づけなかったかもしれないと思うとゾッとします。
逆にもしメールアプリの通知を「ON」にしていたら、すぐに気づけられ、全額がなくなるまでにカード利用停止できていたかもしれない。
上限額を0にし、暗証番号も変える
海外旅行先のATMで出金したら、念のため帰国後に利用上限額を変更したり、暗証番号を変えると安心です。
ガードマンがいる銀行の中のATMを利用するように
大きい銀行の中のATMは常に監視されているので、犯罪装置を取り付けられにくいと考えられます。もし近くに大きい銀行があるなら、銀行の中のATMを利用するようにすると良いです。
いつも使ってる銀行と別に海外用カードを作る
旅行や留学で海外にいる時だけ用にクレジットカードやキャッシュカードなどを作っておくと、新しいカードが届くまでに困らないように、他に使えるカードがあると便利です。
特に、旅行先でそのカードの利用を停止しても、他にお金を下ろす手段がなくならないように、キャッシングができるクレジットカードやキャッシュカードを数枚持っておくと安心です。
また、旅行用の口座を作っておくと旅行先で使う予定の金額だけを口座に入れておけば、思わぬ大金を盗られる心配もないですよね。
長期留学の場合も、海外用キャッシュカードの銀行に少しずつ別の銀行からお金を移したり、現地で作った口座にお金を移すなど、キャッシュカードの引き落とし先に全てのお金を入れないように工夫しましょう。
おわりに
今日被害に気づいたばかりで、急いで情報を記事にまとめた次第ですが、もっと良い対策などを見つけたら、その都度この記事に追記していきたいと思っています。
とりあえず今は、被害全額が補償されると祈るばかりです。。
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