最近ミニマリストに関心が強く、留学用の荷物が増えすぎたらどうしても必要じゃないものは日本に置いて、スーツケースに入る分だけを持って行く予定でした。
しかし荷物の送り方についてなんとなく調べてみると、意外とそこまで面倒でもないことに気づきました。
元々機内持ち込みができる小さいスーツケースとリュックを手荷物として持っていく予定でしたが、そこまで荷物の送付が面倒じゃないなら機内持ち込みサイズのスーツケースを箱に入れてイギリスに送っちゃえば、当日は大きいスーツケースさえ預けたらリュック一つになって両手が空く!と思い、荷物を送ることに決めました。
さて、今日はタイトルの通り、イギリスに留学の荷物を送るならどんなやり方があるのか?
さらにはどれが一番お得なのか?など、私が今回荷物を送る一連の経験で得た知識をシェアしたいと思います。
運送会社を選ぶ
海外へ大きめな荷物を送るサービスを行っているのは、思いつくところだと日本郵便の国際小包、ヤマト運輸の国際宅急便と留学宅急便があります。
これからそれぞれについて説明していきます。
日本郵便の国際小包
国際小包サービスを使用して荷物を送る場合は、航空便・船便・エコノミー航空便(SAL便)の3つの方法から選びます。
かかる日数
航空便はイギリスに送る場合6日前後かかるそうです。
船便は船の荷物がいっぱいになるまで出発できないので、この3つの中で一番日数がかかります。日本郵便のサイトによると1〜3ヶ月もかかるみたいです。
エコノミー航空便(SAL便)は飛行機の空いてるスペースを利用して送っているので、タイミングによって若干日数が前後することもあるそうですが、大体は2、3週間でイギリスに到着するそうです。
送料
送料は重量によって変わってきます。
例としてスーツケース1個分の荷物を送るとし、重量は20kgと想定して比較してみましょう。
※イギリスに送る場合
航空便:27,150円
船便:10,250円
エコノミー航空便(SAL便):19,550円
見てわかる通り、送付にかかる日数が短い方が価格が高く、かかる日数が長いほうが安いので、早さと安さのどっちを重視するかによって運送方法をよく考えて決めたほうがいいです。
特徴
日本郵便の国際小包サービスの特徴としては、イギリスに送る場合は30kgまでOKだそうで、たっぷり荷物を送れます。
そして近所の郵便局に集荷サービスがあれば、無料で家までピックアップしてくれます。
ちなみ集荷の際のお支払いは現金のみでしたのでご注意ください。
また、国際小包を10個以上送付する場合、10%の割引が適用されるようで、さらに50個以上だと20%割引されます。
ヤマト運輸の国際宅急便
ヤマトの国際宅急便は、日本郵便の国際小包と違ってサイズによって送れる重量が変わりますので気をつける必要があります。
画像を拝借:国際宅急便 | ヤマト運輸
かかる日数
国際宅急便の日数は発送日が平日か休日かによって少し変わります。
発送した日が平日の場合は7日間、発送日が土曜日の場合は6日間、発送日が日曜日の場合は5日間になります。
もちろん関税などのお手続きでこれより少々長くかかることもあるので、目安として参考にしてください。
送料
20kgの荷物をイギリスに送る場合は23,950円かかります。
最初の方でも伝えた通り、箱のサイズによって送付できる重量が変わるので、20kgの荷物を送る際の箱は縦・横・高さ3辺が140cm以内になるようにする必要があります。
特徴
20kgの荷物を送る場合、日本郵便の国際小包の航空便と比べると、送付にかかる日数がそこまで変わらないけど値段が少し安いので、20kgの荷物を1週間前後で届くように送りたいならヤマトの国際宅急便の方がいいかもしれません。
国際小包と同じく集荷サービスもあります。
しかし留学用の荷物はお取り扱いできませんと書かれています。。
私書箱、ホテル・ロッジなどの宿泊者宛のお荷物や、留学・海外赴任・旅行などに伴う、身の回り品(別送品)はお取り扱いできません。万が一海外へ発送された場合、免税対象にはならず、お届け国・内容品ごとに関税など別途費用が発生する場合があります。
国際宅急便 | ヤマト運輸より引用
この通り、国際宅急便はがっつり留学の荷物を送るサービスではなく、ちょっとした贈り物を送るときなどに使用するサービスのようですが、日本にいる親に少し服や生活用品を送ってもらうときに「贈り物」として送れば使えるかもしれません。
ヤマト運輸の留学宅急便
前述した通り、国際宅急便はがっつり留学用の荷物を送れないので、ヤマト運輸には別で留学宅急便という私物を送る専用の送付方法があります。
国際宅急便と同じく、サイズによって送れる重量が変わりますので気をつける必要があります。
画像を拝借:留学宅急便 RYUGAKU-TAKKYUBIN | クロネコヤマトの海外引越
かかる日数
留学宅急便は本人が入国していないと通関の手続きと配達ができないので送付するタイミングに注意する必要がありますが、スムーズに行けば10日〜14日ほどかかるそうです。
送料
20kgの荷物をイギリスに送る場合は¥31,000かかります。
国際宅急便と同じく、20kgの荷物を送る際の箱は縦・横・高さ3辺が140cm以内になるようにする必要があります。
特徴
留学宅急便は、ネット上の手続きだけで完結するので、面倒くさい集荷を依頼する電話をかける必要もありません。
お支払いもクレジットカードでできるので楽ですね。
もしもうすでにイギリスに留学していて、出発ギリギリでスーツケースに詰め込めず、持って行けなかった荷物を親に送ってもらいたいとき、手続きがよくわからないという親の代わりにネットでチャチャチャッと自分で手配しちゃえば、親には集荷の立会いだけして貰えば良いので、利用しやすいサービスだなと思いました。
特にうちの親は結構面倒くさがりなので(^^;)
そして現地の問い合わせは日本語対応なので安心ですね。関税のことなんかは日本語で説明聞いた方がわかりやすいし。
留学宅急便の場合、「個人の私用物」として送付するので免税の対象になりますが、そのための事前手続きとして以下のような準備が必要になります。
チェックシート、パスポートのコピー、梱包明細書、インボイスなど、通関必要書類はすべてまとめて封筒に入れ、通し番号「1番」のダンボール箱の一番上にお入れください。複数個発送する場合は通し番号「1番」の箱にお入れください。
送り状一枚で済む他の送付方法よりちょっと面倒と感じるかもしれませんが、もし留学宅急便以外の送付方法で留学用荷物を送ると、イギリスの方で荷物の総額の20%のVATという付加価値税の請求が来る事があります。
その税金を支払いたくなければ、結局同じように「個人の私用物」を証明する書類の手続きをイギリス側でやらなければいけないので、事前にやるか事後にやるかはご自分の判断で。
まとめ
イギリスに20kgの荷物を送る場合、安い順に並べると:
日本郵便の船便(¥10,250)
日本郵便のSAL便(¥19,550)
国際宅急便(¥23,950)
日本郵便の航空便(¥27,150)
ヤマト運輸の留学宅急便(¥31,000)
イギリスに20kgの荷物を送る場合、早い順に並べると:
国際宅急便(5〜7日)
日本郵便の航空便(6日前後)
日本郵便のSAL便(2〜3週間)
ヤマト運輸の留学宅急便(10〜14日)
日本郵便の船便(1〜3ヶ月)
おわりに
私は海外にいる友人にプレゼントを送るためにに日本郵便のEMSサービスを何度か利用したことがあるため、「慣れている」というだけの理由で今回も日本郵便を利用することにしました。
前述した通り、留学宅急便以外の送付方法で送った場合、現地でVATの請求に引っかかる可能性があるのですが、本当に引っかかるかどうかは届いてからしかわからないので、荷物が届いたらその結果をブログで報告します。
(追記:VAT請求されませんでした!詳しいやり方はこの記事に記載しました)
以上、イギリスに留学の荷物を送る方法について紹介させていただきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^^*)