日本からイギリスに送った荷物が少し前に無事に届きました!
以前の記事「日本からイギリスに留学用の荷物を送る方法一番いいのは?」でも話した通り、ヤマトの留学宅急便以外の送付方法で送った場合、現地でVATの請求に引っかかる可能性があるのですが、結局私にはVATの請求が来ませんでした。
今日は私がやったVAT請求に引っかからない荷物の送り方を紹介したいと思います。
しかし、私がたまたまラッキーだったからかもしれない為、100%絶対VATが請求されない可能性はありませんが、理屈的にはこのやり方ならすり抜けられると思ったので、よかったら参考にしてみて下さい。
まずはVATについて詳しく
VATはValue Added Taxの略称で、日本語に変えれば「付加価値税」になります。「関税」と読んでいるブログもよく目にします。
日本からイギリスに荷物を送る時、あらかじめ個人の私物(Personal belongs)として申請手続きをすれば、よっぽど高価なものがなければ税金は取られないのですが、ヤマトの海外引越のお荷物についての「日本における輸出通関申請時の必要書類」を見てみるとすごく面倒そう。
色々な留学ブログを読んできましたが、やっぱり皆さん日本郵便のEMSやSAL便、船便を利用されていることが多いと感じました。
しかしこの送り方だと「高価なもの」と判断されると、あのイギリス人達からもサービスの評判が悪いParcel Forceという会社からVATの請求書が届く可能性が高くなります。
もしVAT請求されたら?
この後に紹介する送り方でやっても万が一VATの請求が来たとしても、個人の私物として宣言する手続きを行えば返金してもらえますが、まずは支払いをしなければ荷物が届きませんので支払い→荷物受け取り→返金請求の流れになります。
実際の返金請求手続きはイギリス政府のサイトのこのページを参考にしていただければと思います。
他には実際にVATを返金してもらった方が親切に書いたこちらの記事も非常にわかりやすかったので、よかったら参考してみて下さい。
studyabroadlincoln.blogspot.com
VATがかからない送り方
ではズバリどのようにイギリスに荷物を送ったらVATの請求を避けられるのでしょうか。
その答えはイギリス政府のサイト:
Tax and customs for goods sent from abroad: Tax and duty - GOV.UK
に書いてあるこの部分にあります↓
You pay VAT on goods sent from non-European Union (EU) countries and EUspecial territories (eg the Canary Islands) if they’re:
- gifts worth more than £39
- other goods worth more than £15
- alcohol, tobacco products and fragrances (eg perfume, eau de toilette and cologne) of any value
引用:Tax and customs for goods sent from abroad: Tax and duty - GOV.UK
このサイトによれば、贈り物として送る場合は総額が£39以上、それ以外のものは£15以上だとVAT支払い対象になる。アルコールやタバコ、香水は価値がいくらでも全額対象になるそうです。
逆に考えれば、荷物を贈り物として£39までになるように送ればVATは請求されないということになります。
ポイント①:価格の設定
日本郵便を利用して荷物(国際小包)を送る場合、送り状に中身を英語で書き、個数や値段を書くことになるのですが、ここで合計金額が£39以下になるように上手く自分で設定する必要があります。
私はイギリスに到着してすぐには着ない夏服、靴3足、真冬用コート2つ、文房具、お菓子、機内持ち込みサイズのスーツケースを荷物として送りました。
贈り物なのに、中身は使用済みの服や靴、そしてスーツケースまであるから「大丈夫かな?」と心配でしたが、結果的に大丈夫だったので「まぁそこまで細かく判断しないよね」と思いました。
ポイント②:品名はジャンル別にひとまとまりで書く
送り状に中身を細かく書いて下さいと書かれていますが、実際には
・Jacket ×1
・Tshit ×3
・Dress ×3
のように書かずに、私は服は全部ひとまとまりで「Clothes×7」みたいな感じで書きました。
文房具も全部ひとまとまりで「Stationery」、全ての食品を「Snack」で書きました。色々と規制が多い「Food」よりも「Snack」と書いた方が検査する側もそこまで目に止めないだろうと思いました。
ポイント③:枚数を怪しくない程度の数字に設定
私みたいに大きな箱にたくさん詰め込む方は、送り状に書く数量も若干ごまかす必要があります。
私はたくさん服をめちゃくちゃ圧縮して詰め込んだので、服1枚£1の価値だとしても普通に£39超えちゃう為、スキャンしてもギリギリ誤魔化せるかなぐらいの枚数に設定しました。
ポイント④:家まで届けてくれるヤマトの箱がおすすめ
郵便局でも箱が売られていますが、結構しっかりしてるヤマトの箱もオススメです。何より家まで無料で届けてくれるので、引きこもりの私にとって大助かりでした。
<日本郵便の国際小包サービスの荷物の大きさ>
画像を拝借:国際小包 - 日本郵便
日本郵便の国際小包サービスを利用してイギリスに送る荷物の大きさはAになりますので、クロネコマーケットで売ってる一番大きい箱「クロネコボックス(14) ((たて)40cm(よこ)60cm(高さ)40cm)」は合計220cmなので余裕で送れます。
おわりに
以上、私がVATを取られずに日本からイギリスに荷物を送った方法を書かせていただきました。
あくまでも贈り物として送るので、受け取り主を自分とした場合は送り主の名前は親や兄弟の名前など自分以外の人の名前を使ったほうが自然だと思います。
もしこの記事で紹介させていただいた方法を実際に試された方がいたらぜひその結果を教えて下さい(^-^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。