留学といえば、現地の文化をより体験できるホームステイをする方が多いかと思います。
特に英語を学ぶ目的の語学留学は、ネイティブの方の家に滞在した方が、家にいる時も英語を話すチャンスを作れるので、大体みんなホームステイを選ばれる方が多いです。
(大学留学やワーホリの場合は、寮を利用したり、ルームシェアをされる方が多いように感じます)
実はホストファミリーによって、当たり外れがあることも多いためか、留学前はホームステイ先に対して不安を抱く方も多いはずかと思いますし、私もその一人でした。
今日は、ホームステイ先に対して不安を抱いてる方が少しでも参考にできるように、私が4年前にイギリスに語学留学した時にステイしたホストファミリーのことを書いていきますので、どうぞ最後までお付き合いください。
私のホストファミリー
簡単な紹介
ではまず初めに、私のホストファミリーについて簡単に紹介します。ホストファミリーとは言っても、私の場合は60代のホストマザー一人だけでした。
フレンチブルドッグのわんちゃん(フィフィ)も入れると正確には一人と一匹です。
↑実は私の足の上に座ってるフィフィ
ホストマザーには、元旦那との間に娘と息子一人ずついますが、二人とも30歳超えの大人なので、実家を出て近くに住んでいます。
マザーの娘さんは結婚されていて、ポピーちゃんという可愛い可愛い娘さん(当時4歳)を持っています。(私が日本に帰国後、二人目のお子さんを出産されたみたいで、現在は4人家族になり、たまにFacebookで見かける写真がとても幸せそう♪)
ホストマザーがポピーちゃんのベビーシッターを週1〜2回やるのですが、私にものすごくなついてくれたポピーちゃんに会えるのを、いつも楽しみしていました。
マザーはたまにワガママになるポピーちゃんをいつも「Spoiled kid(甘やかされた子)」と言って、ベビーシッターの日をあまり楽しみしていなかった(笑)
離婚しても仲良しなイギリスファミリー
ホストマザーは離婚されていますが、元旦那さんは近くに住んでいて、たまにわんちゃんの散歩やエサやりを手伝ったり、排水管の修理が来た時もマザーが仕事だったので、元旦那さんが代わりに来ていた。
イギリスは離婚率50%とも言われていますが、ギスギスしたまま結婚生活を続けるより、こういう風に離れて暮らすと良い関係を保てるなら、離婚を選んだ方がいいなと思いました。
離婚していても、週末やイベントの日は家族全員で集まってご飯を食べていました。
ホストマザー不在時の対応
私のホームステイ料金には朝食と夕食の2回食事付きの条件があるのですが、たまにホストマザーも女子会をする時があるので、そういう時は早めにご飯を用意してくれたり、スーパーで買ったお惣菜やレンジで温めるだけの焼きそばとかを用意してくれたりしました。
いつも頑張って美味しいご飯を作ってくれているので、マザーが女子会する日ぐらいレンジでチンするものが用意されても、一緒にステイしているルームメイトも特に文句は言いませんでした。
私のホストマザーはフットワークが軽くて、しょっちゅうヨーロッパの国々に遊びに行っていました。息子さんが某有名LCCの客室乗務員ということもあって、安くチケットを買えるみたい。
私が滞在した6ヶ月間中、4〜5回は2・3泊ぐらいの小旅行に行っていたと思います。
旅行中長く家を空ける時は、ホストマザーから夕飯代を直接現金でもらいました。
具体的にいくらだったか忘れてしまいましたが、ルームメイトと二人で自炊しても余るほどはもらえました。
朝ごはんはキッチンにあるものをセルフで食べるので、マザーがいなくても影響なし。
ホームステイ先のルール
ホームステイ先によって門限とか、シャワーの時間まで決められているところがあるみたいですが、私の場合はこの二つだけでした:
・シャワーのあと換気扇をつける(電気も消す)
・洗濯物は金曜日の朝にまとめて洗濯機に入れる
ルームメイトの一人がシャワー室の電気をつけっぱにすることが多かったので、その子のリマインド用にドアに「Please, turn the light off」という張り紙が数日間貼られていました。
ルームメイト
ホストファミリーに当たり外れがあるのと同じように、あまりフレンドリーじゃないルームメイトだと夕飯中すごく気まずくなるし、逆にフレンドリーな子が来るとすごく楽しくなります。
私のホストマザーは女の子しか受け入れていなかったので、その点はいろんな意味ですごく安心できた。
ちなみに語学学校に申し込むときに、ホストファミリーに対して要望を言えるので、私と同じように女の子だけがいいという方は、どんどん要望を伝えた方がいいですよ。
高いお金を払ってホームステイをするなら、より心地良く過ごしたいですもん。
私が滞在した6ヶ月間は、イタリア、トルコ、ウルグアイ、スイス、タイと5か国から来たルームメイトに出会うことができました。
スイスの子は2週間しかいなかったので、あまり仲良くなれなかったけど、他の子たちはみんなフレンドリーでした。
特に一番長く滞在したウルグアイとタイの子とは一緒に遊びに行くほど仲良くなれましたし、タイの子とは帰国後に東京で再会もしました(^-^)
学校の友人から聞いた話
私的には私のホストファミリーはかなり当たりだったと思いますし、犬好きなので、ワンちゃんがいるだけでも大満足でした(笑)
ここからは「えー!?」と驚くような学校の友達から聞いたひどいホストファミリーの話を紹介します。
夕飯がジャガイモ1個
友達のホストファミリーが出かける時にじゃがいも一個を渡されて、これで何か調理してという意味だと思うけど、いくらじゃがいもが主食だとしても、ちょっとひどすぎます。
仮に白米に置き換えても、「これで自分で調理して」なんて言われたら、私は学校にクレームを入れますね。。
家が汚い
私の友人の一人が若干潔癖症で、ホストファミリーの家と犬が汚いという理由で変えてもらったのですが、後日その家がなんと私のステイ先だったということが発覚したんです!
確かにものすごく新築のような綺麗さではないけど、普通に住んでいても私は何も気にならなかったけどなぁ。
フィフィはたまによだれを垂らしている時もあるけど、犬が好きなので何も汚いとは思わなかった。
その子が移ったホームステイ先の画像を見せてもらったけど、モデルルームのような綺麗な家でした(笑)
ホストファザーに口説かれる
本当にびっくりしたのですが、ある日突然ホストマザーが「明日新しい子が来るよ!」と急に受け入れたルームメイトに理由を聞いたら、なんとホストファザーに口説かれたからだそうです。。
その家は奥さんが海外出張していた時に、ホストファザーと二人で食事し、夜遅くまで会話を交わしていたそうです。
最初はなんの違和感も無くおしゃべりしていたが、徐々にその子のことを「You are so beautiful」などと褒め始めたらしい。
そこから詳しい成り行きは4年前のことなので忘れてしまいましたが、結局それ以上ヤバイことはされなかったけど、奥さんが戻ってきてからなぜかその子とホストファザーの関係を疑い始めて、それ以上もうその子を泊められないとなったそうです。
私のステイ先はホストマザー一人だったので、なんとなくホストファザーがいるファミリーを羨ましいと思っていましたが、この話を聞いてからはやっぱり男の人がいないファミリーの方が安心するなぁと感じました。
ホームステイに関するアドバイス
最後に、ホームステイ経験者としてちょっとしたアドバイスをお伝えします。
ホストファミリーと相性が悪かったら?
様々な性格の学生がいるのと同じ、ホストファミリーにも本当に様々な形があって、家の中のルールも違います。
こだわりが多すぎてしょっちゅうホストファミリーを変えるのはよくありませんが、どうしても相性が合わない場合や、あからさまに嫌がらせを受けたのなら、しっかりと学校に伝えて変更してもらった方がいいです。
家族のように接してくれる素敵なファミリーもたくさんありますが、ただ副収入のビジネスとして割り切ってやっている家庭も多いので、最初から色々と期待しないのが一番です。
ホストファミリーは部屋と食事など生活に必要な条件を提供してくれる以外、何でもかんでも尽くしてくれる義務はありませんので、感じが良い家庭に当たったらラッキー♪ぐらいの気持ちで構えておいた方が良いかもしれません。
ホストファミリーと良い関係を築くには?
ホストファミリーと接する機会が一番多いのは夕食の時間だと思いますが、この時はなるべく多く話をするようにしましょう。
自分の家に全く知らない外国の学生が来たら、いつも静かなミステリアスな人よりも、自分のことを何でもかんでも語ってくれるオープンな人の方が、同じ屋根の下にいて安心しますよね?
感じがいいホストファミリーなら、
「How was your school?(学校どうだった?)」
「How was your day?(どんな一日だった?)」
「What's your plan for tonight?(夕食後何か予定ある?)」
のような質問を投げて来ることが多いので、これぐらいはサッと答えられるようしておきましょう。
質問されたことに対してしか答えないのも感じが悪いので、ホストファミリーにも「どうだった?」と聞いてあげて会話を続ける努力をするといいですよ。
銀行に用事があるとか、どこかに行くような予定を言われた時は、それをしっかり覚えてあげて、あとで「今日銀行に行った?」「スムーズに手続きできた?」などと、正直そこまで興味がなくても小さいことについて色々細かく聞いてあげるようにして下さい。
海外ドラマや、実際の生活でも、こういう風にコミュニケーションを取られていることが多いと感じます。気になる方は「Fullhouse」などの海外のファミリードラマを観ると納得すると思います。
日本人の感覚で「へえ〜」だけで終わるような内容でも、根掘り葉掘り聞くのが会話を続けさせるためのコツでもあって、相手に興味を示しているという一種の礼儀でもあるんです。
まとめ
以上、少しアドバイスを交えつつ、ホームステイとホストファミリーについて書かせていただきましたが、いかがでしたか。
個人的に経験者としては、ホームステイならではしか経験できないことが多いので、初めて留学される方は、ぜひホームステイを考えてほしいと思います。
うまくホストファミリーと関係を築けば、留学後も付き合いが深い関係でいられますし、お互いの国に行って再会なんかもできるかもしれません。