Worldwide Bear

アラサーから海外移住を目指し、イギリス大学院留学を経てから現地のIT企業に就職しました。これまでの経験や海外就職のアドバイスをシェアしています。

仕事しながら5ヶ月間でIELTSスコアを6.0から7.0に上げた時にやった勉強法

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大学院留学を決めたら、一番最初にクリアしなければいけないのは出願先が求めてるIELTSスコアを取ることです。

 

イギリスの大学院を出願する為に必要なスコアはオックスフォード、ケンブリッジやUCLあたりだと7.0ないと厳しいですが、6.5を取れれば大体の大学院の応募資格をクリア出来ると思います。私が出願したいと思った大学院の5つのうち、UCLを除いて4つも6.5で出願可能でした。

 

ちなみに、イギリスの大学院は学校が求めるスコアに足りなくても、他の条件が合えばconditional offer(条件付き合格)をもらえる事もあります。

その場合の多くは、その大学のPresessionalコースで9月からの修士号課程の授業に必要な英語を数ヶ月勉強する事になりますが、その分さらに学費がかかりますし、結局は最後に行われる英語の試験をクリアしなければ修士号課程の授業を受けられませんので、早いうちにIELTSスコアを取った方が絶対に良いです。

 

そこで、どれぐらい勉強すれば良いのか気になるかと思いますが、ネットで「IELTSに必要な勉強時間」を検索すると、Overall0.5を上げるのに必要な勉強時間は200時間と書かれているサイトがいくつも出てきます。

 

学校や仕事の合間にこんなに勉強するのは厳しいと思いませんか?

 

では、ここで私のスコアを見てください。

【1回目のスコア】

リスニング:6.0 リーディング:6.0 ライティング:5.0 スピーキング:7.0

【2回目のスコア】赤→前回より伸びた

リスニング:7.0 リーディング:7.0 ライティング:6.0 スピーキング:7.0

 

私は残業の多い会社に務めていたので、仕事後に勉強なんて無理でした。

それでも私が5ヶ月間でIELTSのスコアをOverall6.0からOverall7.0に上げられたのは、出来るだけ英語環境にするようにしていたからです。

 

なぜこうしたかというと、「勉強」と言っても、机に向かってる時間だけが勉強とは限りませんよね。英語を意識的に耳にするだけでも、英語の勉強になります。

なので、日常的に出来る限り自分の周りを英語環境にする事で、生活しているだけで自然的に「英語の勉強」になるようにすれば、スコア0.5を上げるのに必要な200時間も意識する事なくクリア出来るんです。

 

では早速、私が勉強時間が取れない時に実際に「英語環境」を作り上げるために行ったいくつかの方法を紹介します。今すぐできそうなやり方を少しずつ日常に取り入れて、ぜひスコア上げに役に立ててください。

 

 

 

テレビで日本語のものを一切見なくする

本当にこれに尽きます。私が大学時代にTOEICを一気に100点上げた時も、これを実践していました。家族とテレビを共有している方も、希望のスコアが取れるまでの間、夕食後の時間だけでも家族に協力してもらいましょう。

Netflixで自分が理解できそうな番組をBGM替わりに流し続ける

英語字幕付きでドラマや映画の内容を理解できるレベルのものから見始めましょう。最初から字幕を見ても理解しづらいものは、続けるのが難しいからです。

 

また、海外ドラマは日本のドラマと違って、どういう内容でどういう人間関係なのか細かく説明せずに話がどんどん進んでいくパターンが多いです。

要は視聴者に人間関係やドラマのメッセージ性を考えさせる事が前提で作られたものが多いので、シーズン1の最初の数話目を観ただけで興味が湧かず、続きをみる気が失せてしまうかもしれませんが、後半で徐々に話が繋がってくるので、諦めずにとりあえずシーズン1後半ぐらいまでを目指して観続けてみてください。

 

個人の好みが大きく違うので、あえて私が観た作品はここで挙げませんが、発音が聞き取りやすく理解しやすいBBSドキュメンタリーシリーズはとてもおすすめです。

「Blue Planet」や「Planet Earth」辺りをとりあえず字幕付きで数回観て、字幕なしで観れるようになるまで続けましょう。

 

海外のYoutuberの動画を見て、自分の意見の伝える方を研究する

興味がある事についてYoutubeで英語で検索してみましょう。

例えば、私はハリーポッターが好きなので、ハリーポッターマニアな人が集めたハリーポッターグッズの紹介する動画をよく観ていました(笑)

 

Harry Potter Collectionと検索すれば数え切れないぐらいたくさん出てきます。

グッズに対して一つ一つ丁寧に「なぜ手に入れたのか」や「なんで気に入ってるのか」を説明しいてるネイティブの喋り方は、スピーキングテストで自分の意見を述べる際にとても役に立ちます。

 

ちなみにYoutubeは自動字幕をつけられたり、再生スピードを上げ下げしたりもできるので、聞き取りにくい時に活用して下さい。

 

勉強のコツはシャドウイングしたり、どんなフレーズや単語がよく使われているかしっかり意識する事です。

たくさん聞いているうちに、「ネイティブはこれをよく言ってるな」みたいなフレーズがわかるようになってきたら、今度は仮に自分が気に入ってるものを紹介する場面を想像して、それらのフレーズを積極的に取り入れながら話してみましょう。

あと、スマホの録音機能を使って、自分が話した英語を聞いて、発音や文法の確認もして下さい。

 

 

 

移動中に英語のラジオやポッドキャストを聴く

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私は毎日往復で3時間も通勤に使っていました。

今までのようにただぼーっと音楽を聴いているだけじゃもったいと感じたので、IELTSの為にこの3時間をBBCRadioやポッドキャストを聴くように習慣を変えました。

手っ取り早い勉強法の一つは、やっぱり移動時間を利用する事です。

ラジオでBBCの綺麗な発音を聴く

英語学習者が一番聞き取りやすいのはやっぱりBBCの発音です。

IELTSのリスニングテストに使われてる発音はイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、北アメリカと、様々ですが、日本でみんなが耳にする英語は北アメリカ発音の方が多いので、それ以外の発音は聞き取りづらいと感じる人も多いようです。

 

オーストラリア、ニュージーランドの発音はイギリス発音に結構似ているため、BBCラジオでニュースを聞いてイギリス発音に耳を慣らしておけば大体大丈夫です。

 

ちなみに私がBBCラジオを聴く為に使っているスマホの無料アプリは「UK Radios」です。

BBCの全てのラジオが聴けますし、他にもたくさんのイギリスのラジオを聴けるアプリなので、本当にオススメです。

私がいつも聴いてるのはイギリス情勢がわかる「BBC 5 Live」と世界情勢がわかる「BBC World Service」です。

どちらも政治的でちょっと難しく感じても、何度も耳にする単語が問題集を解いてる時に出てきたら、一発でその単語を覚えられたりしますので頑張って続ける価値があります。

 

また、IELTSからちょっとかけ離れますが、政治について自分の意見を言える事は、海外ではとても大事になってきます。

日本と違って、日本以外の国では、友人や家族と政治について語るのはごく普通のことなので、政治に全く無知・無関心なのはむしろ恥ずかしい事です。

特に大学院留学となったら、「あなたはどう思う?」と聞かれる機会はとても多いので、日本の政治について知っておく事はもちろんですが、トランプが今度は何をやらかしたぐらいは「BBC World Service」を聴いて把握しておきましょう。

 

好きな分野のポッドキャストでリスニング力UP

BBCニュースばかりじゃ、つまらなくて続けられないのであれば、最初に好きな分野のポッドキャストを聴いてみるのも良いですよ。 

ポッドキャスト(英: Podcast)とは、インターネット上で音声や動画のデータファイルを公開する方法の1つであり、オーディオやビデオでのウェブログ(ブログ)として位置付けられている。インターネットラジオ・インターネットテレビの一種である。

ーウィキペディアより引用 

アンドロイドはどのアプリなのか分かりませんが、iPhoneを使ってる方でしたら最初から入ってる「Podcasts」を開いて、すぐに興味のあるポッドキャストを検索してみましょう。

試しに「IELTS」で検索しただけでも、たくさん学習用のポッドキャストが出てきますが、堅苦しいものなんてもう勘弁!なぐらい勉強に疲れた方は、ネットで「Best Podcasts」や「Podcasts for girls(もしくはboys)」でどんなポッドキャストが人気なのか調べてお気に入りを見つけるのも手です。

 

最近私がハマっているのは『Ladies, We Need To Talk』という女性向けのポッドキャストです。普段語りづらいちょっとタブーめな話をテーマにしたエピソードが多くて、面白いです。

 

英語学習者におすすめのポッドキャストについての記事はこちら:

www.worldwidebear.net

 

 

 

楽しいものだけで英語を読む機会を増やす

よくリーディングの勉強アドバイスで英字新聞を読むことを勧められますが、今の時代は自分が知りたい情報を選んだものだけを目にする時代になりましたので、勉強のためと分かっていても紙の新聞のランダムな記事なんていきなり読む気になりません。

 

人によっては、英語の長い文章を目にしただけで拒否反応が出るのに、英字新聞なんか勧めたらその時点で英語の勉強を嫌いになってしまいますよね。

 

でも、IELTSのリーディングテストでは、時間制限がある為かなり早く英語の文章を読む事を求められます。

一つ一つ単語の意味を理解しながら読んでいくと、時間はあっという間に足りなくなってしまいますので、日本語の文章を読むのと同じ感覚でスキャニング方でサラっと読めるように努力しなくてはいけません。

 

その為にも、まずは目と頭が英語の文章を読み取る習慣をつけるて慣れておくべきです。では、堅苦しい英字新聞を読む以外の方法で、どうやったら読み取る練習になるのでしょうか。

 

私が勧める方法は、まずTwitterInstagramなどのSNSで好きな海外ブランドや海外有名人のアカウントいくつもフォローしてみましょう。

目標はタイムラインに日本語の投稿の方が少なくなるぐらい、多くフォローしましょう。

 

いつも何気なく眺めてるタイムラインに英語の投稿量を増やすだけで、英語の文章を読む機会まで増やせますよね。

好きなブランドや有名人が投稿した内容なら興味もわきやすいですし、文章も長くないから、自然な感覚で読みやすいです。

「少し英語の文章を読んだ」を積み重ねれば、立派なものです。

もちろん、タイムラインに英語が流れてきたら、読む事を意識せずに無視したらなんの意味もなくなってしまいますから、ちゃんとどんな内容なのか理解できるまで読んで下さい

 

私はFacebookで流れてきたおもしろ動画のコメント欄も読むようにしています。おもしろ動画には面白発言のコメントがたくさんついてるので、読んでいて飽きません。

 

 

 

おわりに

以上が、私がIELTSのスコア上げに日常に取り入れた勉強習慣です。

私は平日にこれらの習慣を繰り返し、ちゃんと時間が取れる土日に過去問題集を解くようにしました。一つでも試してみたい勉強法があれば、ぜひやってみて下さい。

ちなみに私が使用した問題集はこちらの海外でも人気が高いBarron'sのものです。

内容は全部英語で書かれていますが、初めてIELTSを受ける初心者でも分かりやすい説明で行われているため、いきなり英語の教材を理解できるか不安な方にもお勧めします。

 

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